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【アンケート】11/18.19福岡遠征メンバーアンケート回答のお願い #すたーと

Star☆Tは11月18日(土)19日(日)に福岡ライブ遠征の予定です(青春☆ワンダーランドin 福岡vol,13ほか出演)。
2023年は例年より多い3回目の福岡遠征ということで、今回は遠征メンバーをみなさんのアンケートを参考にして選びたいと思います。
11月18日(土)19日(日)の福岡遠征に、このメンバーが行くなら、自分も福岡遠征(ライブ観覧他)するというメンバーを選択して回答してください(2人まで選択できます)。
よろしくお願いします。

11/18.19福岡遠征メンバーアンケート
【回答期限】10月8日(日)23:59まで
【重要】選択されたメンバーが福岡遠征メンバーに選ばれた場合は(1人でも)、実際に福岡に行かれることを望みます。行くつもりがないのにアンケート投票だけされることはどうぞお控えください。
※アンケート結果は、非公表とさせていただきます(メンバーにも非公開とします)。
※回答送信はおひとり1回でお願いします。
※近藤実希は、所用あり福岡遠征参加できないため、選択肢に含まれていません、どうぞご了承ください。

福岡遠征出演ライブ概要
11/18(土)ライブ後に福岡市内にてオフ会(食事会)開催予定です。11/19(日)のオフ会は開催未定です
Day1 青春☆ワンダーランドin 福岡vol,13
【日時】11月18日(土)2部制
①OPEN / 10:00 START / 10:30 END / 14:30(特典会~15:30迄)※仮
②OPEN / 16:00 START / 16:30 END / 20:30(特典会~21:30迄)※仮
【会場】スカラエスパシオ(福岡県福岡市中央区渡辺通4丁目8−28)
【料金】各部 前売3,000円(要1D)当日3,500円(要1D)通し券 前売5,000円(要2D)当日6,000円(要2D)※1,000円お得!
【出演】青SHUN学園(福岡・東京) / 仮面女子(東京) / アイドルカレッジ(東京) / 浅草RainboWブリッジ(全国) / Qun☆RiniU(福岡) / Star☆T(愛知県豊田市) / Teamくれれっ娘!(北海道) / ルナリウム(福岡) / 青井海優(福岡/1部のみ) / SO.ON Project FUKUOKA、他。
Day2 青春☆ワンダーランドin福岡✖COP!! WonderLand FESTA!! ~Welcome!Amusement Paradise Festival~
【日時】11月19日(日)OPEN / 10:00 START / 11:00 END / 20:00 ※仮
【会場】COP(筑紫野アウトドアパラダイス) 福岡県筑紫野市筑紫1005-1
【料金】前売 一般1,500円(要1D)当日 一般2,000円(要1D)
地元割り:筑紫野市在住・ファミリー・小学生以下 / 500円(要1D) ※未就学児 無料
※いずれもお一人の料金です。
【企画&出演】多ジャンル音楽イベント
<アイドル>
青SHUN学園(福岡・東京) / 仮面女子(東京) / アイドルカレッジ(東京) / 浅草RainboWブリッジ(全国) / Qun☆RiniU(福岡) / Star☆T(愛知県豊田市) / Teamくれれっ娘!(北海道) / ルナリウム(福岡) / 青井海優(福岡)他。
<アーティスト>
ワタナベシュウヘイ(ex. Goose house、現Play. Goose) / 園木邦宝 / 花心 他。
<バンド>
Jazzバンド、ロックバンド、デュオ、学生バンド、他。
<ダンス>
地元ダンススクール、学生ダンスチーム、他。
キッチンカー 多種ジャンルをご用意します。

前売券発売中
11/18(土)スカラエスパシオ
通し t.livepocket.jp/e/gxzjo 1部 t.livepocket.jp/e/8ttik 2部 t.livepocket.jp/e/9km_3
11/19(日)野外フェスCOP(筑紫野アウトドアパラダイス)


【楽曲解説】プロデュ―サ―によるシングル「BIG B☆NG of LOVE」楽曲解説 #すたーと

CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T10thシングル「BIG B☆NG of LOVE」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。

●シングル「BIG B☆NG of LOVE 」全体について
――まずは、清水トータルプロデューサーにお聞きします、シングル「BIG B☆NG of LOVE」制作の発端は?
清水:前作の「2021」は、コロナ禍があり、また中心的なメンバーの引退や移籍があった中で、デビュー10周年を記念したフルアルバムでした(2021年12月発表)。10年を締めくくりつつ、新しいStar☆Tのスタートを示したいと。しかし、2022年は、期待していたほどの成長はなく、厳しい言い方になりますが、ステージ、人気、その他すべて停滞の1年だったと思います。そんな中で、新曲制作、CD発売は考えられませんでした。
 大きく変わったのは10期生の加入ですね。小学生を含む6人が加入し、どのメンバーも個性があって、先が少し見えたような気がした。「よし、新しいCDを作ろう」となったのが、2022年の暮れでした。

――具体的な制作の経緯をお聞かせください。
清水:アルバム「2021」の楽曲解説インタビューでも話したんですが、9thシングル「Woman」のあと、コロナ禍がなければ、それまでの年1枚CD発売の流れで、2021年春に10thシングル発売のはずで、頭の中ではSHUNさんにリード曲を依頼するつもりでした。
 結局アルバムを制作することになったので、「2021」には、SHUNさんの「Hello!」のカバーを収録させてもらったんですが、今度こそ、満を持してSHUNさんに新曲をお願いする、というのがまずはのコンセプトでした。
 2023年になって、ポストコロナも少しずつ見えてきて、ライブで声も出せるようになってきた。2023年当初時メンバーは18人でしたが、実にその内の10人がコロナ禍以降入団のメンバー、つまり、半分以上が、ミックスコールなどの声援が溢れるライブを経験してないんですよね。
 Star☆Tの大きな魅力はライブだと自負しているので、盛り上がるライブを取り戻したい、そのため新曲は沸き曲で揃えたい、と。
 そんなわけで、カップリング曲は、そんな要望に応えてくれる、これまでにも多数の楽曲提供を依頼してきた、松中啓憲さん、藤村のりおさん、GENTさんに提供をお願いしました。
 2022年暮れから2023年正月頃に制作を依頼して、3月末頃までにデモ完成、4月にボーカルレコーディングを行い、5~7月にリリースイベント、そして7/12に発売となりました。今回は、CD発売と同時に配信も開始しました。
 

●各曲解説 M1「BIG B☆NG of LOVE 」について
――それでは、収録曲について1曲ずつお聞きします。まずはシングルリード曲となる「BIG B☆NG of LOVE」について、作詞・作曲のSHUNさんに伺います。ライブで盛り上がる、ライブ映えする楽曲のオファーがあったとのこと、制作の経緯をお聞かせください。
SHUN:前回提供させていただいた「コングラチュレーション〜希望の鐘の音~」(2017年3月発表 7thシングルリード曲)では、2020年以降の未来志向という少しシリアスさも入った曲だったので、今回はアイドルロック寄りにして、自然と体が乗ってしまう曲にしようと、一度一曲仕上げました。
 しかし、その曲を仕上げた直後にたまたまタイミングが合い、名古屋レジェンドホールで開催されたStar☆Tさんのワンマンライブを観に行ったんですね。その時に「あっ!違う、今作ってる、コレじゃない!」と、フッと思って。
 そう思った理由としては、ステージ上のメンバーそれぞれが各々の色で「突き抜けたい!殻を破りたい!こんなモンじゃない!」そう言ってる様なパフォーマンスを感じたんです。
 そこで出てきたのが“BIG BANG(=爆発)”という言葉でした。そして清水Pからテーマとしていただいた、こんな時代だからこその“愛”。をくっつけて「BIG B☆NG of LOVE 」(※☆は星プロの☆です)というタイトルになりました。
 イメージは"フェス感"ですね。神秘さの中に爆発的な、パンクを中心とする様々なジャンルのテイストを織り交ぜて、それこそ個性豊かなメンバーが揃うStar☆Tさんにピッタリな曲ではないかなと自負しております。

――具体的な楽曲制作の過程は?
SHUN:事前にStar☆Tメンバーの皆さんから集めた、歌詞になるような、パッと浮かんだワードをパズルの様に組み立てて、メッセージ性のあるぶっ飛んだ歌詞のストーリーを作りました。
特に今回意識したのは「今までのStar☆Tにはなかった斬新な部分を入れたい」ということ。それこそ「殻を破る」に繋がるのだと思い、以下を楽曲に取り入れました。
・曲中でのコール&レスポンス
・ラップ
・途中での和テイスト
・BPM200という速さ
・サビでのダブルメインメロディー
・サビでのハーフテンポ
ミュージカルという訳ではないのですが、各所に見せ場を作っているのでボーカルとパフォーマンスそれぞれの配役・役割がはっきりしています。
 ただそれ故に、合わないと崩れてしまう…とても難しい曲になりましたが、よく歌い上げ表現してくれています。メンバーのみなさんと共に成長する Live楽曲であって欲しいと思います。

――ボーカルレコーディングについて
SHUN:レコーディングは、大変苦労しました笑笑。前述した通り様々なジャンルのテイストが入っているので、普通にポップス王道で歌うと楽曲が平坦になってしまいます。2番の Aメロでは急に和テイストが一回だけ出てくるのですが、民謡っぽく歌ってほしかったので地声と裏声をクルクル器用に使って仮歌を録りました。見事に再現してくれて嬉しかったです。
 ラップ部分も、どれだけエッジを効かせて尖らせたボーカルにするかでテイストも変わってしまうので、アクセントの位置や韻を踏む位置を皆で確認したり、コール&レスポンスの部分では綺麗に歌うんじゃなく激しく崩して歌って!と指示を出しました。
 極め付けはサビです。メインメロディーが2つあるので、音が当たらない様に何パターンもの組み合わせが考えられるのですが、コード進行がスタンダードではなく変異的で、更にそこへダブルメインが来るからもう、ね笑笑。
 事前に「このパターンで録るけど、MIXエンジニアさんの判断次第で多分変わってくると思うからね」と伝え、敢えて難しいメロディの方で録りました。レコーディングでの対応と Liveで歌う時の対応、2つが必要だったのですがしっかり合わせて来てくれたので素晴らしいと思います。

――清水プロデューサーから「BIG B☆NG of LOVE」について何かありますか?
清水:デモ音源をいただいた時から、本当にスケール感のある、「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」を超えるStar☆Tの代表曲になる曲だ!と思いました。一聴とてもSHUNさんらしい曲だと思うんですが、よく聴いていくと、いやいや、これまでのSHUNさんにはない新しさもある曲だなと。それにYUKIさんのギターがソロだけじゃなく全編鳴っていて、この曲のイメージの大きな部分を担ってますね。
 振付は長年Star☆Tのレッスン、多くの曲の振付をお願いしているCR2のHitomiさん。コロコロ変わっていくジャンルやテンポを活かしつつダイナミックな振付をしていただきました。
 ボーカルレコーディングは、本曲を基準に選抜された9人(和久田朱里、荒武彩音、岡田歩佳、佐藤瑠那、和希、近藤実希、小松奈々、西田ゆい、めいさ)で行っています。

――最後に、SHUNさんより、楽曲を聴いている方にメッセージを。
SHUN:噛めば噛むほど味を増す楽曲だと思います。音源も勿論いいのですが、やはり"フェス感"を意識した楽曲なので、 Liveで体感して盛り上がって下さい。
 表現の仕方は人それぞれ自由です、メンバーの皆さんと同じで"殻を破りたい!突き抜けたい"と、自分を試してみて下さい。こんな閉塞感の中、不自由に足を取られ心も解放しづらい世の中で、唯一許された自由が Liveの中に、この楽曲「BIGB☆NG of LOVE」の中にあります。貴方の芯にある"愛"が純度を増して高温で熱くなれば、何も言わなくてもその熱は周りに伝染していきます。誰かの熱に頼ったり待ってたりする必要ないんです、貴方が熱くなる事が自分自身を、周りを熱くし幸せにしていくのです。
熱くなれ!自分を信じて!
――ありがとうございました。
SHUN:ありがとうございました!

SHUN
青SHUN学園コンポーザー、シンガー、シンガーソングライター etc.  フジテレビ「バイキング」「奇跡体験!アンビリバボー」等数々のテーマ曲を制作し歌唱。
Star☆Tへの楽曲提供は、「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」「Hello!」(カヴァー)に続き3曲目。
https://www.nomake.jp/wp/nomake_talent/1678/


●各曲解説 M2「エール」について
――続いては、収録2曲の「エール」について、まずは作曲・編曲の藤村のりおさんに伺います。楽曲制作依頼を受けられて、当初の構想、コンセプトは?
藤村:いつも意識していることとして、聞き馴染みのある、何処か懐かしいノスタルジックな感じな曲が好きで、そんな雰囲気と、ライブで盛り上がれるようなテンポ感を意識して作っていきました。
明るい曲に聞こえるけど、感じ方によっては切ない感じ。
聞く時の感情で色が変わるような。
でも、ライブでは盛り上がって欲しいです^ ^

――トラックメイクの過程をお聞かせください。
藤村:いつもはメロ先で作るのですが、今回はアレンジを先に決めて、そこにコードとメロを色々試行錯誤しながら合わせていきました。逆に、とても悩みました。。やらなきゃよかった(汗)。

――メンバーでもある和希さんの作詞はいかがでしたか?
藤村:和希さんの歌詞をいただいて、自分が付けたかった緩急が歌詞にも表現されていてすごいなと、感じました。まさか、応援歌で来るとは!圧巻です。
歌詞で季節感、時間軸があって、いろいろ、人生大変だけど、その中でブレない何かがある。みたいな。
そーいうの大好きです。

――――最後に、楽曲を聴いている方にメッセージを。
藤村:メッセージと言うか、、、、逆に、Star☆Tファンのみなさんに聞いてみたいんですが、今後どういう楽曲をStar☆Tにやって欲しいですか?!清水さんアンケート調査よろしくお願いします。
清水:了解しました、リサーチしてみます!
藤村:よろしくお願いします!ありがとうございました。

――続いて、「エール」作詞の和希さんにもお話を伺いました。初めての作詞だったとのこと、依頼があった時の気持ちは?
和希:「やってみたい!」って思いました。もちろん、自分の歌詞がみんなに受け入れてもらえるのだろうか、自分の歌詞のせいで曲の良さが減少してしまわないか、と不安もありましたけど、、、。でも、自分の「やってみたい」って気持ちに素直になって作詞することを決めました。

――作詞作業はどのように進められましたか?
和希:デモを何度か聴いてるうちに、繊細だけど迫力がある音楽から、あたたかい感じや励まされる感じがして、テーマは「応援」にしようって決めました。
 でも、「頑張れ」って言葉はなんとなく使いたくなかったので、頑張れ以外の、自分なりの応援の言葉を音にはめていきました。通学中や授業と授業の間や寝る前に作詞して、約10日間で仮の歌詞が完成しました。

――こだわったところ、特にここを聴いて欲しいところはありますか?
和希:季節が移り変わっていく感じを表現したかったけど、文学的な表現が上手にできなかったから、逆にわかりやすく春夏秋冬の要素を歌詞に入れました。
 また、終盤に出てくる「あなはひとりじゃないよ」は、自分達を応援してくれている人たちへの言葉、繰り返し出てくる「私がいれば 君は負けない」は、自分はひとりじゃないって教えてくれた君の隣に私はいるよ、君はひとりじゃないよって言葉です。自分達と応援してくれる人達が支えあってるって感じにしようと思って作詞したので、そこを特に聞いて欲しいです。

――「エール」はボーカルも担当されました。自分で歌ってみて、完成を聴いてみてどうでしたか?
和希:「エール」を聴いた人みんながそう感じるかはわかりませんが、、、少なくとも私はこの曲を聴いて、きらきらしてて疾走感のある音楽と、応援って感じの歌詞が相まって、“懐かしい青春”って感じの“なんか元気が出る”曲だと思います。作詞してる最中に思い描いていたものが表せた気がして嬉しいです。

――最後に、「エール」を聴いてるみなさんにメッセージを。
和希:疲れた時、支えが欲しい時、なんだかやる気が起きない時、この歌を聴いて少しでも『自分には支えがある』『もう少し頑張ってみよう』って思ってくれると嬉しいです。誰かひとりでも、「この曲はずっとそばに居てくれるような曲だ」と思ってもらえると嬉しいです。

――清水プロデューサーから何かありますか?
清水:デモ音源を聞いた時、アルバム「2021」収録の藤村さん提供「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」に続くスケール感のある楽曲ながら、イントロのピアノのアルペジオが印象的なやさしさも感じました。
 作詞を外部の方に依頼する案もありましたが、より内省的な装飾のないシンプルな詞の方が合うのではと思い、大学受験を終えたばかりの和希に作詞してもらおうと。
 藤村さんの曲は音数が多い=詞の量も多くなるので、初作詞には重荷かな、、、とも思いましたが、最後はサポートするので、と和希にお願いしました。
 事前に方向性等を相談することなく、まずはデモを聴いて感じたままで書いてみてと言ったんですが、あがってきた詞は、応援歌というコンセプトもしっかりしてて、細かい修正を少ししてもらったくらいですね。
 振付は、「BIG B☆NG of LOVE」と同じくHitomiさん。「BIG B☆NG of LOVE」とはまた違うやわらかい振付をしていただきました。
 ボーカルレコーディングは、全メンバーのボーカルオーディションで選抜した6人(和久田朱里 荒武彩音 斉藤 暉 佐藤瑠那 和希 近藤実希)で行いました。

藤村のりお
これまでのStar☆Tへの提供曲「恋するマーメイド」「STORY(牧野凪紗ソロ)」「私だけの夢(朝空詩珠紅ソロ)」「Woman」「私の好きな人には、好きな人がいる」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」
和希
Star☆Tメンバー。本作が初作詞曲。

●各曲解説 M3「推し☆絶対っ!」について
――収録3曲目の「推し☆絶対っ!」について、作詞・作曲・編曲の松中啓憲おさんに伺います。楽曲制作依頼を受けられて、当初の構想、コンセプトは?
松中:楽曲の依頼をいただいた際に、コロナ禍も明け、声だしが出来るようなハイテンポな楽曲をというご依頼がありましたので、できる限り盛り上がっていくイメージで考えてみました。
 沢山いるアイドルグループの中でも、推して下さい!そんなイメージで制作してみました。
――楽曲制作の過程について
松中:現在のアイドル曲やアニメソングを、普段から個人的に聞く機会が多いのですが、とにかく【キラキラ】【ポップ】【覚えやすい】メロディーラインを考えてみました。
楽曲自体は単純だけど、ファンの方のコールがすんなり入るような形になるよう考えてみました。

――ボーカルレコーディングについて
松中:私が担当させていただく曲は、比較的レコーディングが初めてという期待の新メンバーのレコーディングに立ち会う機会が多く、今回も初レコーディングメンバーの個々の声の魅力を毎回発見していく楽しさがあります。
 歌のディレクションで、毎回曲のイメージはかなり変わる気がしています。短く歌うところ、柔らかく歌うところ。メンバーそれぞれが考えてきてくれた案も取り入れながら。格好いいよりも、可愛く!可愛く!ぶりっ子に!もっともっと!とそんな言葉を沢山かけて、ディレクションさせていただきました。

――最後に、楽曲を聴いている方にメッセージを
松中:よりアイドルらしい楽曲というオファーでしたが、個人的に色々な振付を想像していました。どんな振付になるのか楽しみですが、何よりメンバーがキラキラ輝いてパフォーマンスしている姿にファンの方々が全力で声を出してる空間になったらいいなと強く思います。そんな光景が見れる事を一緒に楽しみにしています。

――清水プロデューサーから何かありますか?
清水:デビュー当時からずっと楽曲提供をいただいている松中啓憲さんと菊池卓也さんコンビ、今回は松中さんが中心になって制作していただきました。
 毎回いい意味で予想を裏切る楽曲を作ってくれる松中菊池コンビなんですが、今回も「こうくるか!」となりましたね、松中さん自身が歌う曲とはあまりにも違う曲調で、歌詞もどストレートな今風アイドルソングで。これまでのStar☆Tにはまったくないジャンルの曲です。
 現在メンバー数が多いので、収録4曲の内2曲はグループ内にある2チームのチーム曲にしたいと思ってて、「推し☆絶対っ!」はteam lua曲にしました。ボーカルレコーディングは、luaメンバー全員で行いました。振付は、team luaメンバーの斉藤暉が担当しました。

松中啓憲
ピアノ弾き語りシンガーソングライター。福岡県北九州市出身。
学生時代にフジテレビ系列「力の限りゴーゴゴー」ハモネプコーナーに出演。
1st Single「Come out!」が東海地区CMソングに起用。神戸を拠点に”ぴあのうた”のスタイルでライブ全国展開(年間140本)。
また、作曲家として、愛知県豊田市のご当地アイドルStar☆Tに楽曲提供など、活躍の場を広げている。
これまでのStar☆Tへの楽曲提供は「ひまわり」「My Mother,My Father」「明日晴れる」「おいでん2015」「Lost」「好きじゃんね。」「私たちの散歩道」「リコネクト」ほか多数。
http://matsunaka-akinori.office-cs.net/index.html


●各曲解説 M4「愛と希望」について
――収録4曲目の「愛と希望」について、まずは、作曲・編曲のGENTさんに伺います。楽曲制作依頼を受けられて、当初の構想、コンセプトはどのように?
GENT:イメージはライブでのラストナンバー曲です。今回はぶっちゃけて言ってしまうと、7年くらい前に自分のバンド用に作った曲でお蔵入りしてしまったストック曲です。その時からライブのラストで映えるイメージで作りました。なのでずっと眠らせてるのももったいないし、いつかこの曲をStar☆Tに歌ってもらえたらなと勝手に思ってたので、今回話を頂いたとき、このタイミングかなと思ってリアレンジしました。

――楽曲制作の過程について
GENT:ストック曲をStar☆T用にリアレンジするにあたって、元々少し長めの曲だったので、短くしてシンプルにしたのと、大きく変わったのはクラップを入れたことです。なのでライブではクラップしてもらえればと!歌詞も元々違う歌詞があったのですが、清水さんに書き換えてもらって、Star☆Tのメンバーの声が入り、自分が作った曲とは言え、印象がすごく変わりました。
 楽曲自体はバンドサウンドなんですが、各パートのアレンジは楽器隊にお任せしました。楽器隊のレコーディングメンバーもStar☆Tに以前から関わりのあるメンバーを揃えまして、ドラムは何度かStar☆Tのライブで叩いたことのあるNatsuki君、ベースは以前楽曲提供もしている福澤さん、ギターは10周年の時スペシャルで一緒に盛り上げて頂いたYUKIさんに今回も参加して頂きました。
 本当に皆さん素晴らしい演奏でいいアレンジが出来ました。
 YUKIさんは「BIG B☆NG of LOVE」でもギター弾かれてますが、あの10周年ライブをきっかけにSHUNさんと再会して親交を深められてて、今回もギターでの参加が実現したので、これは僕自身も嬉しかったです。

――ボーカルレコーディングについて、ミックスについて
GENT:レコーディングはteam solだったかな?しっかりチームメンバー全員参加してます!個人的には全員が歌ってるところでは、めいさちゃんの声がすごくいい仕事してるので前に出してます。
 あとは落ちサビのソロを決める際、何人か候補がいたのですが、僕は人を選ぶことが苦手なのであかりんと相談しました。結果みきちゃんになりましたが、みきちゃんは何度かレコーディング経験もあるので慣れっ子でしたね(笑笑)。

――この曲は清水プロデューサーが作詞をされてますね。
清水:僭越ながらちょくちょく作詞させていただいてるんですが、GENTさんの曲はまだ作詞してないので、今回は私がやろうと。
 GENTさんらしい、シンプルで覚えやすいメロディを、王道のロックサウンドで包み込んで突き進む曲なので、詞もなるべくシンプルにしたいなと。
 「BIG B☆NG of LOVE」制作時にSHUNさんからの依頼で、メンバーからフレーズを集めてまとめる時に“愛と希望”というフレーズが浮かんで、「BIG B☆NG of LOVE」では使われなかったので、こっちに持ってきました。ノスタルジックで昭和的な響きのある言葉ですが、愛も希望も薄くなっている現在だからこそ、愛と希望を叫ぼうと。
 本曲はteam sol曲として、solメンバー全員でボーカルレコーディングしました。振付は、元Star☆Tメンバーのmisolaさんが担当してくれました。

――GENTさんより、楽曲を聴いている方にメッセージを
GENT:ロックナンバーの「BIG B☆NG of LOVE」、ポップな「エール」、王道アイドル曲の「推し☆絶対っ!」があってラストナンバーの「愛と希望」。どれも素晴らしいバラエティー豊かな曲が揃ってるので、是非沢山の人に聞いてもらえればと思います。

GENT
コンポーザー、ギタリスト。様々なアーティストの音源制作やライブに参加。過去にはSKE48、NMB48の劇場でマニピュレーターも担当。
Star☆Tには「アイ ♡ワナ」「 Glorious Future」「ひねくれたI LOVE YOU」を楽曲提供した他「ファンタジーメモリーズ」「泡沫の人魚 -組曲-」「ご当地ソング」「HAKA」などギター演奏もしている。
ツイッター https://twitter.com/Gent_Szk
インスタ https://www.instagram.com/gent0905/


――最後に清水プロデューサーからこのCDを聴いている方にメッセージをお願いします
清水:シングルの前作(9th)「Woman」、前々作(8th)「ご当地ソング」は、トータルコンセプトを設けて、楽曲制作もまとめてお願いしましたが、今回は4者に「ライブで盛り上がる曲を」だけのオファーで自由に作ってもらったという点で言えば、7thシングル「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」に近いシングルになったと思います。
 「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」収録曲がそうだったように、今回の4曲もライブでヘビロテしていくと思いますので、みなさん、ぜひ一緒に盛り上がってください!
 みなさんの音楽鑑賞環境も大きく変わったこともあり、今後、新曲は継続して発表していきますが、CDとして発売するのはしばらくはないかなと思っています。なので、ぜひ「BIG B☆NG of LOVE」CDも手に取ってみて欲しいです。

――ありがとうございました。


【解説】10thシングルリード曲「BIG B☆NG of LOVE」ミュージックビデオ 制作・監督清水プロデューサー解説 #すたーと

7/12発売のStar☆T10thシングルリード曲「BIG B☆NG of LOVE」ミュージックビデオ(以下MV)が発売に先行した公開されました。
今回は、制作・監督の清水プロデューサーにMVについてお話を聞きました。
BIG B☆NG of LOVE ミュージックビデオこちら → https://youtu.be/VHRjnZMO5VE  

ーー「BIG B☆NG of LOVE」MV制作の流れについてお聞かせください。
清水:今回のシングルは7月発売ということで(これまでのCDは1~4月頃の発売が多かった)、5月以降はリリースイベントやマイタウンおいでんなど地域のイベント出演などが多くなることが予想されたので、ボーカルレコーディングやMV撮影は早めに行いました。
 楽曲デモが出来あがってきたのが4/8で、すぐ振付に入って4/19に完成、同時に選抜メンバーテストを行って、4/22.23でMV撮影でしたから、かなりタイトでしたね。
 MVの内容についても、デモが到着して楽曲を聴いてからでないと方向性は決まらないけど、撮影地の決定やスケジュールは早めに組む必要があったので、こちらもタイトでした。なので、これまでMV撮影は大体1日で行っていましたが、初めて2日確保しました、雨天予備も考慮して。
ーーMVの内容については?
清水:楽曲制作いただいたSHUNさんが込めたシンプルなテーマ「いろんな人からもらってきた愛を今度はみんなに返すんだ!」が、まさにStar☆Tの「ステージを観た人に元気になってもらいたい」という愚直な目標と合致しているので、等身大のStar☆T見せたいと。そこから、メンバーの実際の赤ちゃんの頃の写真や成長過程、そして今を見せたいというのが最初のアイディアでした。それと「回っていく」という歌詞から“回る”をコンセプトにしようと。愛をもらってそれを返してというのも円環ですし、人生もめぐっていきますし、地球も回ってますしね(笑)。そういうスケール感を出したいなと。スケール感と雑多感・カオス感と言うか。とりあえず色々な素材を撮って集めて、あとは編集でなんとかしようと(汗)。
ーーメンバーみなさんの小さい頃の写真がかわいいですね。
清水:メンバーから写真を借りて使いました。始まってすぐの赤ちゃんの頃の写真の順番は、年齢順並びで(年齢順+10期生は最後)、あかり→あやね→ひかる→なるみ→みおん→あゆか→るな→かずき→みゆ→みき→ゆあ→なな→ゆい→りこ→ゆうな→めいさ→しおり の順です。そこから1人ずつ回っている現在は、逆に年下のしおりからあかりの順番で出てきます。
 1番と2番のブリッジ部分で使っていいる画像・動画は、少しずつ成長している過程として、あゆか→かずき→ひかる→ゆうな→なな→りこ→ゆあ→みき(オーディション時)→かずき(オーディション時)→あかり(入団直後)→るな(オーディション時)の順で。ぜひ一時停止しながら見てみてください(笑)。
ーー撮影はどのように?
清水:現在全メンバー17人とメンバー数が過去もっとも多いので、なるべく移動を少なくするため、撮影は豊田市の中心部だけでやりました。
 1日目の早朝に豊田スタジアム横の千石公園で撮影をして、白浜公園(合成撮影)、豊田市駅前に移動してGAZA前等で終了。2日目は、全体パフォーマンスの屋内シーンを髙橋コミュニティセンターのホールで撮影しました。
 千石公園は、豊田スタジアムと豊田大橋がバックに入るいかにも豊田なカットですが、あそこからの構図ってあんまり使われてない気がしますね。とにかく天気がよくてよかったです。実は「メカクシンデレラ」も千石公園で撮ってますが、雨が降ってて同じ場所ではないみたいですよね、曲にはとても合ってたと思いますが。
ーー撮影で苦労した点は?  
清水:最近何かと多用しているジンバル(手持ちでもブレをなくす撮影器具)を今回も使いまして、サビなどのパフォーマンスシーンは周りをぐるぐる走って撮ったので、50過ぎのおじさんには過酷でした、、、。1パート屋外屋内5テイクぐらいずつ撮ってますので、イントロ、1サビ、2サビ、間奏、ラスサビ、、、ってなるとね、、。
 メンバーもほとんど休憩なしで、何回もダンスしてますが、編集で見ててもほぼ間違ってるところはなかったと思います。振付してから間もない撮影でしたがよく頑張ってくれました。
 それから、ボーカルレコーディングより前に撮影してますので、歌いまわしのニュアンスのずれが多少あって、、、そこは編集でも苦労しましたね。
ーー編集、そして完成していかがですか?
清水:5月に入って、遠征やリリースイベントもあって、なかなか編集に取り掛かれなかったんですが、なんとか5月末に3日間集中して編集して完成しました。
 当初のコンセプトだった、スケール感や雑多感・カオス感も出せたかなと思います。
 何よりメンバーの楽しそうな雰囲気が出せたのはよかったかなと。やっぱり本人たちが楽しんでないと、愛は返せませんから。楽曲の持つ強い元気度に、なんとか見合う映像にできたかなと思ってます。
ーーMVをご覧になった方にメッセージを。
清水:とにかくSHUNさんに作っていただいたこの楽曲の素晴らしさ、メッセージを映像とともに感じて欲しいです。そして、ちょっとでも「いい曲だな」と思っていただけたなら、ぜひライブでのこの曲のパフォーマンスを観て、一緒に声を上げて楽しんでもらえたら嬉しいです!
ーーありがとうございました。

Star☆T10thシングル「BIG B☆NG of LOVE」
7月12日発売 THPL-0034
ボーナスDVD付き 1,000円(税込み)



【配信】3/13 21:00~「第27回Star☆TTV 生配信」やります #すたーと

Star☆Tのライブ以外の魅力も発信!いくつかのコーナーで構成されたネット配信バラエティ番組Star☆TTV!月いちリモート配信中です!
今月は3/26Star☆T定期ライブでStar☆Tを退団する瑠果、受験休団から活動復帰した和希、みゆ出演のトーク&バラエティコーナーでお送りします。
Star☆TV#27どうぞお楽しみに!

Star☆TTV#27
【日時】3月13日(月)21:00~22:00
【内容】
21:00~トーク&バラエティコーナー YouTubeLiveにて配信 →  https://www.youtube.com/c/star2t
※今月は「ちかごろのStar☆T」の公開はありません。
※公開URLはStar☆T公式ツイッターにてお知らします、又はStar☆TYouTubeチャンネルにて
【出演】瑠果、和希、みゆ 進行:プロデューサー清水

Star☆T YouTubeチャンネル → https://www.youtube.com/c/star2t


【楽曲解説】プロデュ―サ―による「サラスノサマー」楽曲解説 #すたーと #サラスノサマー

Star☆T2022年夏のプロジェクト/夏の新曲「サラスノサマー」について、恒例のプロデューサーによる楽曲解説インタビューです。

「サラスノサマー」
作詞:星野 作曲・編曲:清水雅人
Recording, Mixing & Mastering:VOX BOX STUDIO
ミュージッククリップ(YouTube) → https://youtu.be/2_jAQbyHuxk
配信アプリ一覧 → https://linkco.re/B5Hvgea7?lang=ja

――今回プロデュ―スと、作曲・編曲もされた清水プロデューサーにお聞きします、「サラスノサマー」プロジェクトの経緯をお聞かせください。
清水:Star☆Tはずっと年1枚ペースで冬~春頃にCDを発表してきてまして、2017年からは、反対の時期になる夏にも、いろんなことに挑戦してみるプロジェクトをやるようになりました。
 やっぱり”夏”ということで、水着に絡むプロジェクトが多くて、2017年は「Only Shining Star」と「夏をあげる」の2曲をCD収録前に先行発表(「夏をあげる」のMVで水着初披露)、2018年は水着写真集の発売と牧野凪紗ソロシングル「STORY」発表、2019年は「SOLO10」プロジェクトとしてソロ曲10曲を発表し水着でのMV「キミシカイナイ」も制作しました。
 2020年と21年はコロナ禍で夏のプロジェクトやれなかったので、2022年は再開しよう、それなら水着でなにかやろうってことで、プロジェクトは水着ありきでした(笑)。時間がないので、何がやれるかなぁと考えてたんですが、若い頃に作った楽曲に夏っぽい曲があることを思い出しまして、この曲のリニューアルならやれるかなと、それなら水着撮影でMV作って楽曲として発表しようと。
 水着先行で楽曲/MV制作という流れは、2017年の「夏をあげる」と同じですね。

――楽曲「サラスノサマー」の制作について。
清水:20代の頃に作った時はもっとテンポがゆっくりで、ボサノバ感の強いアレンジの曲だったんですが、それをテンポアップして、RIP SLYMEの夏曲「楽園ベイビー」とか「太陽とビキニ」とかの感じにリアレンジするのがコンセプトです。なので当初はラップも入れようかとも思ったんですが、歌のスキルも必要ですし、RIP SLYMEまんまになっても、、、と思い直して、今の形になりました。和久田朱里がイントロ他で入れてる低音のフレーズはラップ案の名残ですね。
 RIP SLYMEの「太陽とビキニ」自体もアメリカのサーフサウンドを引用したアレンジなので、「サラスノサマー」にもビーチボーイズ的なコーラスは必須で入れたいと。編成もドラム&パーカッション、ベース、アコギ、ピアノ、オルガンとシンプルで、50~60年代感のあるレトロなアメリカンロックサウンドになりました。
 まだまだライブでは声が出しにくい状況ですので、いわゆるミックス・コールが入るアイドル曲ではないですが、ゆるーく一緒に踊ったり手拍子で盛り上がれる曲になればと。
 作詞はについては、アルバム「2021」収録曲はメッセージ性も強く、どちらかと言えば“まじめ”な詞が多かったので、今回は真逆に“ふまじめ”で“パリピ”な感じでとオファーしました。韻や今どきな言葉を多く入れてもらったのも、ラップの影響です。
 “サラスノサマー”というタイトルも作詞者の提案で、タイトルは、ご想像どおり“晒す”から取ってますが、さらに Sarasu No Summer 頭文字は”SNS”とのことです、かなりこじつけ感がありますが、、、(笑)。

――レコーディングについて。
清水:1曲だけのレコーディングなので、ボーカルのデータオーディションを行いまして、8人を選抜しました。ソロパートは中音域の歌いやすい音域で、みんなちゃんと歌えてましたので(みんな歌に関して成長が見えますね)、今回は曲にあった、割合スッと歌ってる、癖の少ない人を選びました。
 ソロパートを歌っているのは、瑠果、岡田歩佳、一愛、石田成美で、それ以外に優愛、伊勢実恩、荒武彩音、和久田朱里がレコーディング参加してます。
 コーラス、メインメロは瑠果と優愛の姉妹、他は荒武彩音と石田成美、低音パートは和久田朱里です。
 レコーディング、ミックス、マスタリングはいつものVOXBOX STUDIO深井さんです。

――MV撮影について。
清水:予算苦しい折り、なるべく自前でということでMV制作も私が行いました(汗)。三河湾の海岸を何か所かロケハンしましたが、2019年にSOLO10プロジェクトの「キミシカイナイ」のMVを撮影した吉良ワイキキビーチ(宮崎海水浴場)がやっぱりなにかと使い勝手がよくて、再度使わせてもらいました(MV冒頭のみ蒲郡の大塚海浜緑地で撮影)。
 人が写り込みしないように早朝のロケで、午前4時に豊田を出て5時から撮影です。まずはブロマイド用のスチール撮影をやって、それからMV撮影なので撮影時間を短縮するため1カット撮影にしました(アウトロ前まで)。撮影3日前にメンバー集めて、念入りなリハーサルをしまして、当日は1カット撮影は5テイクでOK、トータルでも1時間半くらいで撮れました。梅雨の真っただ中で、時々小雨が降る中でしたが、なんとか撮影できてよかったです。

――最後に、MVを観た方、楽曲を聴いた方、これから観る方聴く方にメッセージを。
清水:アルバム「2021」収録曲とは違った、わちゃわちゃした夏感のある楽曲に仕上がったと思います。まずは、MVや配信で曲を覚えてもらって、まもなくライブでもやりますので、会場全体で一緒に踊って盛り上がりましょう!


【お知らせ】ニューアルバム「2021」プロデューサー/楽曲制作者による楽曲解説インタビュー公開しました! #すたーと

12/15発売Star☆T2ndフルアルバム「2021」のプロデューサー/楽曲制作者による楽曲解説インタビューを公開しました!
収録各曲の制作過程や制作裏話など、各曲プロデューサーに大いに語っていただきました。
アルバム「2021」をより深く知りたい方はぜひ!

その① アルバム「2021」全体、「メカクシンデレラ」について → https://star2t.blogspot.com/2022/01/2021-2021.html
その②「ひねくれたI LOVE YOU」について →  https://star2t.blogspot.com/2022/01/2021-i-love-you.html
その③「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」「リコネクト」について → https://star2t.blogspot.com/2022/01/2021-sigs-tart.html
その④「Hello!」「HAKA」について → https://star2t.blogspot.com/2022/01/2021-hellohaka.html
その⑤「TEN~Up Down Ladder~」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」「2021-2021ver.-」について、その他 まとめ → https://star2t.blogspot.com/2022/01/2021-tenup-down-ladder2021-2021ver.html

【楽曲解説】プロデュ―サ―によるアルバム「2021」楽曲解説 その⑤「TEN~Up Down Ladder~」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」「2021-2021ver.-」について、その他 まとめ

CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T2ndフルアルバム「2021」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。



●各楽曲解説 M8「TEN~Up Down Ladder~
――続いて「TEN~Up Down Ladder~」制作の深井勇次さんに伺います。楽曲制作の依頼を受けた時は?
深井:早い段階で、タイトル「Ten」が決まり10周年アルバムということもあり、これは荷が重いぞとなりました(笑)。

――楽曲制作過程についてお聞かせください
深井:1番初めに浮かんだのは「チアっぽい曲」でした。が、なかなか完成形のイメージがつかめなかったので、簡易的なデモを作り清水さんに作詞を依頼いたしました。
 清水さんの詩のイメージから、メロディーやアレンジを大幅に変えていきました。
 詞も少し意見させていただきつつ、10年を歩んできたStar☆T自身の応援歌を可愛らしく表現できたかなぁと思います。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点など
深井:特に大きくこだわらなかったことがこだわりですかね(笑)。
 無駄を一切排除して、極力シンプルにしました。
 作家のエゴが強すぎると独りよがりのモノになりがちですので、成るがままに出来上がったという感じです。

――レコーディング、ミックスなどについて
深井:ギター、ベースも依頼したのですが、ざっくりイメージ伝えて出てきたものをそのまま採用しました。
 歌録りでもメンバーが歌いやすければデモと違っても採用としてます!

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
深井:この曲はLive曲だと思いますので、会場で一緒に盛り上げて頂ければと思います!

――作詞の清水Pにも作詞過程について伺います
清水:深井さんが言われる通り、最初のデモはもっとチアっぽくて、詞も応援歌にしちゃうと本当にチア曲になっちゃうなぁと思って、どうしようかと。
 なんとなくインディーズアメリカ映画のザラッとした感覚、アメリカの地方都市が舞台で、かわいくない女の子が主人公で、親にスポイルされて育って、でもチアリーダーに入りたくて、、、みたいなストーリーが思い浮かんで。
 Ladderの語感がハマったので、梯子(Ladder)を上り下りする、10段までは上がるな、10周年記念盤だから隠し味でTENってタイトルにしちゃおう(内容は10周年とは全然関係ないけど)という感じでイメージを作っていきました。
 「いちにのさーんしごー~」というサビの詞は深井さんのアイディアです。内容と語感が両立してて気に行ってます。ライブで声が出せるようになったら、ぜひみんなで歌って欲しいですね。

深井勇次
これまでの提供曲「きまぐれストーリー」「15センチ」「2021」「ドッペルゲンガー」ほか。またデビュー以来Star☆T楽曲のレコーディング、マスタリングなどを手掛ける。
Vox Box Studioサイト http://voxboxstudio.com/
Vox Box Studioツイッター https://twitter.com/voxboxstudio
深井勇次ツイッター https://twitter.com/voxbox_fukai


●各楽曲解説 M9「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう
――続いて「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」制作の藤村のりおさんに伺います。楽曲制作の依頼を受けた時は?
藤村:1年半振りにお誘いいただいて、また10周年という節目となる大事なアルバムに参加させていただけることをとても嬉しく思いました。

――楽曲制作過程についてお聞かせください
藤村:世の中の状況もあり、誰もが不安な気持ちを持っていた時期でもあったので、懐かしいどこかで聴いたことあるような安心感が欲しいと思い曲を書きました。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点について
藤村:曲の中でのストーリーを付けたかったので、光と影、不安と希望の様なイメージで作ったのですが、どうまえなおこさんに歌詞を書いていただき、イメージにぴったりというか、それ以上で、命が吹き込まれた感じをを歌詞を見た時に受けました。歌詞が最高です!

――レコーディング、ミックスなどについて
藤村:ミックスは、メンバーさんの声をリアルに聞こえるようにこだわりました。いつもは細かい楽器とかのバランスなどを意識してやったりもするのですが、今回はみんなでうたう歌のイメージだったので、歌声が聴いてくれる方に届くのが重要だったので、声にこだわりました。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
藤村:また大声で叫びながらライブを盛り上げていただける時が来るのを信じて、Star☆Tを、盛り上げていきましょう!

――清水プロデューサーからもひとこと
清水:今回も大柄で、ポップで、クライマックス感のある曲が藤村さんから届いて、ホッとしたというか、アルバムを象徴する曲がもう1曲増えたなと。
 アルバムの軸になるのは「メカクシンデレラ」とこの曲だと思うので、最初と最後に配置しました(「2021-2021ver.-」はいわばアンコール、カーテンコール曲ですので)。
 そして、藤村さんも言われるとおり、どうまえさんの詞がいい。詞が届いて、歌メロにはめる作業で口ずさんだ時に泣きそうになりましたから。
 藤村さんとどうまえさんは「恋するマーメイド」の作詞作曲コンビでもあって、曲のデモが届いて迷わずどうまえさんに依頼したんですが、特に詞の内容や方向性は決めずにお願いしました(結構ギリギリでの依頼でした)。そしたら1週間くらいで、ほぼ完成形で届いて。
 詞が届いた時のどうまえさんのコメントです。
「フジロックの配信を観ながら、歓声のないライブってこんなにもさみしいもんなのかというのが頭にあって、みんな寂しさこらえながらコロナ禍を生きてんだろうなーとか、いろいろ思いながら書きました」

藤村のりお
これまでの提供曲「恋するマーメイド」「STORY(牧野凪紗ソロ)」「私だけの夢(朝空詩珠紅ソロ)」「Woman」「私の好きな人には、好きな人がいる」
どうまえなおこ
これまでの提供曲「ハイブリッドガール」「ハイブリッドガールⅡ」「恋するマーメイド」
豊田を中心に活動する劇作・演出家


●各楽曲解説 M10「2021-2021ver.-
――各曲解説最後は「2021-2021ver.-」。アレンジ、トラックメイクされたカナイヤスヒロさんに伺います。今回の依頼を受けた時は?
カナイ:8月末だったかな。作曲者の深井氏より、編曲の依頼を二つ返事で返したのが始まり。
 後に「2021」はアルバムのタイトル曲で、育まれている代表曲であると知るのですが・・・ちょっとヒヨりましたね。
 聴き慣れた曲が変化すると、大なり小なり拒否反応を起こした経験が自分でもあったので、正直不安やプレッシャーは感じました。
 でも10周年って凄い。僕も盛大に祝うぞ!!って気持ちを切り替えて作業に取り掛かりましたね。

――楽曲制作過程について
カナイ:オープニングでもフィナーレでも、どちらでも飾れる雰囲気にしようと不思議と思ったので、これをテーマに進めました。
元のアレンジはホーンセクションが印象的でしたので、今回はストリングス主体でいこうと試行錯誤。
ある程度形ができて何度も確認するのですが、どうしても最初のインパクトが足らない。
試しに元アレンジのホーンセクションをイントロに当てはめてみて、コレだ!!ってなりましたね。
この時から、今ある土台と元アレンジの融合を意識して一気に今回のアレンジにたどり着きました。
ほぼ完成形を深井氏に送ったら「間奏に三三七拍子を入れてほしい」と返事が返ってきまして。
一瞬「・・・?」でしたが妙に納得。2コーラス目のBメロから上手く流れが作れたと思います。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点など
カナイ:POPな感じに仕上げましたが、メッセージ性の強い歌詞なのでエモーショナルな響きが似合うかなと。コードを付け替えるにあたってここはかなり意識しました。
イントロとサビ後半のコード進行で、いわゆるこのエモさを感じて頂けたらと思います。
あとはなんといっても、深井氏から唯一のオーダーである三三七拍子じゃないでしょうか。

――レコーディング、ミックスなどについて
カナイ:ドラム・ギター・ベースを生で弾こうと決めた時から、ドラマーの河合としみち氏・ギタリストのDaiki TJ氏の顔が浮かんでおりました。
お二人のおかげで、力強さと疾走感を兼ね備えた土台を築くことができました。
歌入れは深井氏にお任せです。演奏の雰囲気にあわせてくれて、かなりカッコ良くなりましたね。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
カナイ:「2021 -2021ver.-」いかがでしょうか?
気兼ねなく大声を出せるその日が来たら、拳をあげて、声を嗄らして、笛の音に合わせて手拍子を一緒に打ちたいですね。

――清水プロデューサーからもコメントが届いています
清水:アルバムタイトルを「2021」にした以上、楽曲「2021」のセルフカバーもマストになったんですが、企画先行で、リアレンジアイディアがあったわけではなかったので、実は結構難産でした。作曲の深井さんとどういう感じにするかメールでやりとりしたんですが、これといった決定打がなくて、、、。
 そんな時に深井さんより「リアレンジ、トラックメイクをまるっと別の人に依頼したい」と相談があり、その方がいいかもしれませんね、とお任せすることにしました。
 デモが届いた時には、、、「これはすごい!」と。イントロのホーンから印象的で、私はビートルズの「All Need is Love」みたいだなって思って。アレンジによっては、曲順も真ん中ぐらいに置いてもとも思っていましたが、これならやっぱりフィナーレだなとなりました。
 深井さん経由で最初に届いたデモは、2018年当時のボーカルが乗ってまして(テンポ、キーが元曲と同じなんですね)、かなりエモいんですが(笑)、完パケの「2021 -2021ver.-」にも、当時のコーラストラック等使ってて、2018年メンバーとクレジットしました。“これまで”と“これから”を繋ぐ曲になったと思います。

カナイヤスヒロ
ARTOWNBANDやAlso the what’s 9などで活動するベーシスト。
2020年コロナ禍でのアーティスト、ライブハウス支援クラウドファンディングCD「アカルイツナグミライ」でのStar☆T曲「ことば」(深井勇次)の編曲も手掛けた。
https://twitter.com/yacchin_bassman


●その他、まとめ
――清水プロデューサーより歌割りや振付について伺います。まずは歌割りについて
清水:各曲のボーカルの割振りのベースは8期生までの11人の声とバランスを考えて割振りしました。10曲あるので総力戦ですね、ソロパート等は楽曲制作の方と相談しながら決めていきました。レコーディングで始めてソロパートを歌ったメンバーも多いと思います。
 CDブックレットの歌詞の最後に、この曲は誰が参加しているかクレジットしました。

――振付について
清水:10周年記念ライブで収録全10曲を披露することにしたので、振付、振入れは大変だったと思います。
 振付は「メカクシンデレラ」と「HAKA」がダンスレッスンもお願いしているHITOMIさん、「ひねくれたI LOVE YOU」「「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」は元メンバーのmisola、「2021-2021ver.-」は元曲の振付を概ね踏襲で、残りの「リコネクト」「Hello!」「君が嫌いで僕の好きなとこ」「TEN~Up Down Ladder~」はメンバーが分担して振付しました。

――衣装、ジャケットデザイン等について
清水:コロナ禍で収益も厳しく、衣装は2021年春に既製品をアレンジした“赤衣装”をやっと作れた状況でした(く~ぴょんが尽力してくれました)。でも、10周年のアルバムはちゃんとオーダーした衣装でジャケット撮ろうと。
 アルバムタイトルを「2021」に決めた時に、ジャケットもシンプルに真っ白に2021って文字だけでもいいなと思いまして(ビートルズのホワイトアルバムみたいに)。
 そこから衣装担当の和久田に、ジャケットを白ベースにするから、新衣装も白ベースでいこうと話して、和久田が色々調べたり、衣装制作と相談しながら出来上がりました。
 ジャケットデザインは、長年デザインをお願いしているこいけやクリエイトの山岸さん。山岸さんには「メロウ」以降ずっとデザインしてもらってます(こいけやクリエイトさんは「ハイブリッドガール」以降ずっとデザインしてもらってます)。白ベースでtype-A(通常盤)はシンプルに画像も使わないでいきたい、とお願いしました。撮影の永田ゆかさん含めて、10年で繋がってきた地元の人材、才能が結集したアルバムだと思います。
 そういえば、CDブックレットの歌詞のタイトルナンバーのバック柄が歴代衣装の模様になっているの気づきました?これも山岸さんのアイディアです。チェックしてみてください。

――最後に、アルバム「2021」いついてのまとめ、アルバムをお聴きの方にメッセージを
清水:2020年~2021年にかけてこれまでStar☆Tを支えてきたメンバーが多数退団して、新しいグループになったようなものなので、そんな新しいグループには新しい曲がたくさん欲しいというのが、このアルバムを作った一番の理由です。
 なので、まずは今のメンバーを知って欲しいし、いろんな人に聴いて欲しいし、ステージパフォーマンスも観て欲しいと思います。
 type-BはStar☆T10年の歴史動画収録のボーナスDVD付き、type-Cには初めてのBEST盤がボーナスCDで付いてます。ABCの3枚ワンセットで“これまで”と“これから”のStar☆Tがわかる内容になってます。
 ぜひお手に取ってみてください!

【楽曲解説】プロデュ―サ―によるアルバム「2021」楽曲解説 その④「Hello!」「HAKA」について #すたーと

CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T2ndフルアルバム「2021」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。

その① アルバム「2021」全体、「メカクシンデレラ」について
その②「ひねくれたI LOVE YOU」について
その③「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」「リコネクト」について 
その④「Hello!」「HAKA」について 
その⑤「TEN~Up Down Ladder~」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」「2021-2021ver.-」について、その他 まとめ 


●各楽曲解説 M5「Hello!
――続いては、青SHUN学園コンポーザーでありソロでも活躍されているSHUNさんのソロ楽曲「Hello!」のカバーについて。まずは清水トータルプロデューサーに伺います。カバーの経緯は?
清水:インタビュー冒頭で、恒例なら2021年春にCD発表したはずが、出せなかったと話しました。具体的な構想はありませんでしたが、出していたなら多分シングル盤で、SHUNさんに新曲を依頼しようかと、おぼろげに思ってたんです、「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」に続く曲として。これ、初めて言いますけど、、、。
 それがコロナ禍で企画すら立てられず(当然SHUNさんに依頼するまでもなく)、2021年12月にアルバム発表となりました。
 大変お世話になってるSHUNさんの曲を10周年記念盤となるこのアルバムにぜひ収録したい、ただ、新曲はやっぱりシングルリード曲でお願いしたいな、、、とも思いまして、それなら既発表曲をカバーをさせてもらのはどうかという発想になりました。

――「Hello!」を選んだ理由は?
清水:アルバム決定の頃から青SHUN学園さんのCDを通してずうーっと何回も聴きまして。ステージで何度もコラボさせてもらってる「手紙。」も候補でしたし(あまりにも有名な曲なので、ちょっと逡巡しましたね、、、)、他にも初期の2枚組「力の限り!!!!!」にいい曲がいっぱいあって「タスキリレー」とか「夢の中へ」なども候補で。そんな中SHUNさんソロの「Hello!」を思い出して、女性ボーカルになれば元曲から印象が変わってカバーしやすいかなと思い、「Hello!」に決めました。詞の内容も10周年に合ってるなと思い、SHUNさんに許可をいただきました。
 それで、他の楽曲依頼から少し遅れて、菊池さん松中さんコンビにアレンジをお願いしました。

――「Hello!」のアレンジ、トラックメイクされた松中啓憲さん、菊池卓也さんにお話しを伺います。SHUNさんのソロ楽曲「Hello!」のカバー制作を依頼された時はいかがでしたか?
菊池:アルバムの個別製作のお話から少し時間を経て、この曲のアレンジのお話を清水Pよりいただきました。
 Star☆Tの発展に尽力くださっているSHUNさんの、しかも有名で人気もあるこの曲…はたして納得いただけるようなアレンジができるのか…とやや戦慄を覚えた記憶があります。OKのお返事をするまで結構時間がかかりました(笑)。
 なにしろ原曲がすでにこれ以上ないくらい完成されている。またミクスチャー的な楽曲を製作する経験が無かったので、より頭を悩ませました。
 しかし清水Pがこれまでのアレンジ楽曲を評価してくださり信頼し頼んでいただいた、との自負がありましたので「やはりこれはやらねば!」と思いこの曲に関しては松中の手を借りようと決めました。また松中も快諾してくれたので心強かったです。
松中:原曲がかなりボーカル、追っかけボーカル、セリフ、と複数ある完成度の高いアレンジになっているので、プレッシャーも感じましたが大人数で歌う醍醐味もあるのではと思いましたので、10周年にふさわしい活気あるとにかくフレッシュなサウンドになるように思い、菊池の意向も汲みながら制作させていただきました。

――楽曲制作過程について
菊池:「リコネクト」の制作と同時期に松中宅での「合宿」をした際に僕の音取りから始まりましたが、ほぼ絶対音感を持つ松中が見かねて作業をほぼ進めていきました。どけ~俺がやる!って感じで…(笑)。
 清水Pからの依頼は「アレンジではあるが、キーの変更以外曲調はそんなに変えなくても良い」とのお話でしたので、コードもほぼそのままで良いだろう、と決め打ち後は松中の作業を俯瞰し見守る形だったと思います。
清水:カバーって元曲からの印象を変えたいって思いがちなんですが、複数女性ボーカルで歌うだけで印象変わるだろうから、元曲の構成とか雰囲気は踏襲していいのでは、と菊池さんにお話ししました。
松中:普段、僕自身がピアノの弾き語りでライブ活動を行っているため、ピアノのみでカバーアレンジをすることはとても多いのですが、実はオケでのアレンジ制作機会はそれに対してかなり少ないので、自分の中ではオケアレンジは経験不足だと感じてはいますので、とにかく思いつく音を入れてゆき、何度も何度も聞いて、後に取捨選択していくスタイルをとっています。
 まずは、リズムトラック、そしてベースライン。ベースラインはピアノで実際に左手で再現して弾く形でいれています。それから上物となるピアノをとりえず弾いてみる。
 レコーディングに使用するデモの段階では、この3つの音しか入ってない状態だったと思います。レコーディングの後から、少しずつ装飾音を加え、全体図を見ていくことになりました。
 特に難しいなと感じたのは、原曲のエレクトロロックなイメージから、どう違いを出してアレンジが出来るかな?という点です。
 今回はシンセサイザーとピアノをメインに、そしてStar☆T楽曲制作の際に毎回お願いしているギタリストの木曽義明くんに、エレキギターでのバッキングとソロをお願いし全体アレンジしていきました。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点について
菊池:最終段階の話にはなりますが、オケの音色を聴きやすく、なおかつパンチが感じられるよう様々なシンセを用いていじりました。特にバスドラム、スネアドラムの音はデジタル感をより強めようとこだわりました。
 松中の爽やかなピアノ節と、重厚なデジタルロックテイストが反発する事なくスッと耳に入ってくる、そんなサウンドを目指し調整していきました。
 間奏はSHUNさんの原曲ではシンセをバリバリ聴かせるアレンジでしたが、Star☆T版では、いつもキレッキレな演奏をしてくれる木曽さんのエレキギターと松中ピアノのセッション!という形でとても息が合った演奏だったので、そこは「アレンジしたよ!」という主張を込め決めました。
松中:先ほどお話したように、アレンジは原曲をどうしてゆくか、が一番難しいところじゃないかと思います。全く同じでもいけないし、楽曲を極端に変えるのもどうだろうかなどありますが、今回はテンポや曲調はそのままでとのことでしたので、、サウンド面の方向性をシンセサイザー、ピアノ、生エレキギターで考えてみました。
 聴きどころは、やっぱり大人数の歌声です。原曲のSHUNさんのソロバージョンと、Star☆Tメンバーの大人数で歌うアレンジは十分違いが出せるんじゃないかなと思いました。
 ただ、これは膨大な録音トラックがあり、実際はめちゃくちゃ大変でサジを投げかけました(苦笑)。でも、その分、非常にダイナミックなボーカルアレンジになったのではないかなと思います。
 サビ前のセリフは聴き方が変わるよう意識してバッキングにこだわりました。ほぼブレイク(無音)にして聞かせた1サビ前、そしてリズムの疾走感を失わずにいった2サビ前。両方ともステレオで聞くと両側から声が聞こえるようになってるのも個人的に好きなところです。
 落ちサビはエレクトロな原曲に対して、メロウなピアノのみで表現する形にしました。
 それから、サビの追っかけコーラスは誰の声かわかりますでしょうか?実はソロパートのある3人とは別に、残りの2人の声のみで、サビの追っかけコーラスを構成しました。声の違いにも注目いただけたらと思います。

――レコーディング、ミックスなどについて
菊池:「SIGs~」のところでお話した通り、この曲もデモ完成がギリギリになってしまい、メンバーはスタジオで初めてオケを聴くという負担を強いらせる状況になってしまいましたが (本当に申し訳ありませんm(_ _)m)、キーの変更を除けば、サイズなどは変えなかったため、メンバーは本当に良く原曲を聴き込み練習してくれていたようでした。
 清水Pからは、この曲に一番合っていると思われる近藤実希さんをメインでいければと決めてられましたが、他の参加メンバーにも一通り歌っていただいたと思います。
 基本はSHUNさんの歌い方(ファルセットや力の入れどころ、抜きどころなど)をこちらから提案した部分もありましたが、皆さん臨機応変に対応してくれました。
 「ここはどうしよう…」と僕が思案していたら、「こういう感じでどうでしょう?」という感じで能動的に逆提案してくれたり、非常に助かりました。結果的に時間はやや掛かってしまったものの、悩むことなくスムーズにレコーディングを進められたのも、ひとえにメンバーと一緒に作り上げていけたからだと思います。
 皆さんがとてもテンションが高かったので、ついでに「おいでん」のカバーと同じようマイクを囲んでラストに「フー!」と入れてもらい、そのままミックスにも入れました。「無い方が良い」と言われたらやめようとの心づもりではいましたが、最後まで誰にも言われませんでした(笑)。
 声の編集や調整は松中がほぼ一人でしてくれました。全く頭が上がりませんm(_ _)m。
 僕が唯一手を入れ編集したのは、リーダー和久田さんのソロパート…モゴモゴ(笑)、レコーディングの時に「そうしますね!」「あー矢作川みたいにね!笑」というやり取りがあったので、これだけは丁寧にやらないと!と(笑)
松中:ソロパートはもともと決まっていましたので、この楽曲では歌割りは必要無かったですが、リバーブの深さを基本担当しました。セリフ、落ちサビはかなりリバーブ深いです。
 声の編集を全編にわたって行いました。上で述べた通り膨大な録音トラックがあったため、根気と根性でなんとかやり遂げました(誰か褒めて下さい 苦笑)。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
菊池:女の子らしい柔らかさと、それをパワフルに聴かせるサウンドが混ざり合った素敵なアレンジが出来たと思います。
 SHUNさんご本人からもTwitterでお褒めをいただき、太鼓判を押していただけた気持ちで嬉しかったです。聴いてくださった方にも届けば良いな!と思います。
松中:SHUNさんの優しいながらも力強いパワーを感じる楽曲を、女の子達ならではの表現の歌に、少しでも寄り添えるようにと思ってアレンジさせて頂きました。ライブでエネルギーを感じていただけるアレンジになっていたら幸いです。

松中啓憲 菊池卓也
これまでの提供曲「変わるもの、変わらないもの」「Restart!」「Only Shining Star」「ご当地ソング」「好きじゃんね。」ほか多数
松中啓憲サイト http://matsunaka-akinori.office-cs.net/
松中啓憲ツイッター https://twitter.com/Mark52akinori22
菊池卓也ツイッター https://twitter.com/yuiu_ren


(「君が嫌いで僕が好きなとこ」インタビューについては原稿到着しだい掲載予定です。しばらくお待ちください)


●各楽曲解説 M7「HAKA
――続いて「HAKA」について、楽曲制作の清水プロデューサーに伺います。楽曲制作の経緯は?
清水:昨年1月に60秒程度の新しいライブオープニング曲を作りまして、ライブはまだまだ声援禁止なので、ダンス中心のものにしようと。ちょうどその頃三浦大知さんの無音ダンスの動画をたまたま見て、これやれるといいなと思って、シンプルにリズムだけのトラックを作りました。
 10周年盤だから私も1曲作ろうと思った時に、このライブオープニングトラックを1曲に膨らませるといいかなと。「Start&Smile」方式ですね。
 元のリズムにまず1コードのベースリフを乗せて、そこに歌メロを乗せて、最後にサビを作ってという順番でした。
 元々のトラックのドラムの音色がかなりエレクトロニカなので、K-POP/R&Bをイメージしまして、BTSを結構聴きまして、すっかりファンになってしまった(笑)。個人的に好きなのは最近のよりポップな「Dynamite」とか「Butter」ですが。BTSみたいなキレのあるダンスを踊って欲しいですね。

――聴きどころを教えてください
清水:ギターソロをGENTさんに依頼しました。ギュンギュンにアバンギャルドなギターソロ、ライトハンドとか入れてくださいってお願いをして。それと無音ダンスパートを残したくて、ギターソロの後半は、ライブバージョンではギターを抜いてリズムとベースだけで無音ダンスやってますので、ぜひステージでパフォーマンスを観て欲しいですね。

――続いて作詞を担当された伴野紀子さんに伺います。作詞を依頼された時はいかがでしたか?
伴野:まず10周年という事実に衝撃を受けました。感慨深いやら、驚くやら。。。
 10年って凄いですね。清水さんからの依頼メールに気付いたのが、締め切りの1週間くらい前でまだ間に合うかな?できるかな?と思いながら引き受けました。記念のアルバムに参加できて嬉しかったです。

――作詞過程について
伴野:今回は、清水さんから依頼があった時点で曲のテーマや方向性がはっきり決まっていたのでそこに向かってガッと一気に書きました。
 清水さんからは一発OKくらいの、良い反応をいただいたのですがそのあと意見を交換しながら2、3回練り直して完成しました。
清水:深井さんの曲を私が作詞することになったので、自分の曲の作詞は他の人にやってもらおうと思った時に、伴野さんに頼もうと。デビュー曲「この街に生まれたから」はじめ、特に初期にはたくさんの作詞をお願いしてきましたので、このアルバムでもお願いしたいと。
 曲自体はダンスがメインの楽曲なので、詞はストーリー性よりも語感重視にしたかったんですが、楽曲「2021」の内容に繋がる感じがいいかなと思って、何個かキーワードを伴野さんに投げて。
 「もう大人は見捨てよう」というフレーズの解釈ですね。世代交代メッセージに取られがちですが、単純な世代交代ではなく、あらゆるところにはびこる既得権層に「もうそろそろお引き取り下さい」っていうのが芯のメッセージです。私たちは地方で、インディーズで、民間で、弱小側ですから。

――聴きどころ、こだわったところなど
伴野:元々、ライブで使っていた曲を膨らませたものという事でステージで、カッコよく踊るStar☆Tをイメージして書き始めたのですが、作詞の過程で「HAKA」というワードが出てからはより力強さや、前のめりな感じを意識しながら書きました。
 「HAKA」はマオリ族の伝統舞踊なのですが、言葉遊びしたくなって「墓場」とも掛けています。
 やりすぎかなと思いましたが、清水さんのOKが出たのでつい。。。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
伴野:ちょっと気合を入れたい時に、頭の中で流れるBGMの1曲に仲間入りさせてもらえたら嬉しいです。

清水雅人
これまでの提供曲「この街に生まれたから」「Swinging Star Forever」「叫べっ!」「夏をあげる」ほか
伴野紀子
これまでの作詞曲「この街に生まれたから」「あなた探して矢作川」「Swinging Star Foerever」「叫べっ!」ほか

【楽曲解説】プロデュ―サ―によるアルバム「2021」楽曲解説 その③「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」「リコネクト」について #すたーと

CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T2ndフルアルバム「2021」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。

その① アルバム「2021」全体、「メカクシンデレラ」について
その②「ひねくれたI LOVE YOU」について
その③「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」「リコネクト」について 
その④「Hello!」「HAKA」について 
その⑤「TEN~Up Down Ladder~」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」「2021-2021ver.-」について、その他 まとめ 


●各楽曲解説 M3「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』
――続いて「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」制作の菊池卓也さんです。今回の楽曲制作の依頼を受けた時について
菊池:まず、僕自身の個人的な事情になるのですが、2020年の夏に「拡張型心筋症」という病で2か月ほど入院をしておりまして、退院後も経過観察ということで1年ほどは(コロナの影響もあり)外出を極力控え、自宅で出来る仕事を少しずつしておりました。
 それから1年弱経ったのタイミングで清水Pから、お見舞いのメールとともに新アルバムのお話を伺い「これは心身のリハビリ(笑)として良いタイミングだな!」と思い二つ返事で引き受けることにしました。
 2018~2019年に松中啓憲と共同でシングル「ご当地ソング」の全曲プロデュースさせていただいてから、その後Star☆T SOLO10プロジェクトの楽曲提供に参加製作する過程で、松中も自身でDAW(音楽製作ツール)を随分扱えるようになったこともあり、また今回の清水Pからのお話でも菊池、松中別々の曲を製作するという流れになりました。
 チームで製作するのも有りですが、それぞれ個別での製作となると、その作家性や音楽性もガラリと違うものになるので、今回も曲作りは完全個別製作(お互い干渉しない 笑)となりました。僕の曲は毎回音楽性ブレブレなところがありますが(笑)

――楽曲制作過程についてお聞かせください
菊池:久しぶりの楽曲製作ということもあり、(またお恥ずかしながら僕自身取っ掛かりが遅く毎回ご迷惑をおかけしております…)ありがちですがメロディを思い浮かべるのに一番時間が掛かりました。
 その間にも他曲の作家さんデモがどんどん出来上がってきて参考音源が送られて来る中、「自分の曲はどんな立ち位置であるべきか?」という総合的な思考も加わり、歌詞の内容にも考えが向くようになりました。
 そこで、「松中の曲がマイナー調ならメジャー調で、逆ならその逆」という目安?が漠然と決まりました。CDブックレットのライナーノーツにも書きましたが、当時頭の中では「ご当地ソング」がなぜかずっと流れており、その逆でメインのフレーズが降りていくパターンはどうかなと考え、そのフレーズの前後のメロディが何となく決まっていきました。
 最終的には松中が「リコネクト」で爽やかなメジャー調で作曲をしていたのを聴き、その逆のマイナー調、しかもちょっとドロッとした感じにしようと確定しました。
 Star☆T SOLO10プロジェクトで瑠果さんに提供した曲では世界音楽(マーチング、アラビア風、アイリッシュ音楽)をモチーフにしており、また僕自身も過去に和太鼓をメインにした和曲を自主制作していたこともあり、音色を重ねていったら今回は自然と和風テイストの音楽となりました。
 作編曲、作詞を全て担当するのは「Viva☆LUViːce (ビバ☆ラヴィーチェ)」以来となりますが、今回のアルバム「2021」さらにこの元となった原曲「2021」、また他収録曲の歌詞も大まかに(大人達への反逆)という雰囲気を何となく感じたので、僕もこのテーマで歌詞を作ってみよう!と

――楽曲の聴きどころ、こだわった点などお聞かせください
菊池:テーマは「ギャップ」です。和風ながら和音階に固執せずジャズテイストなホーンの音、飄々とした祭囃子のように見せかけて2番Aメロで突然重いトーンが入ったり一見こだわりの無い(笑)曲展開です。
 また音程の高さが一定になるようBメロでこっそり転調しており、1コーラスをほぼ1オクターブに収めているところです。(大サビはガッツリ転調)あまり意識されないかとは思いますが、メンバーのテンションが上がっている状態ならこのキーが合うだろうと細かなシミュレーションをしました。
 歌詞は流して聴くと一見「自己紹介ソング」のような雰囲気に思えるかもですが、芸事のタブーやSNSの闇、欲望に勝てない人間に対する強烈なアンチテーゼであり非常に攻撃力の高いものとなっています。
 仏教における輪廻の世界である「六道」や賭博用語、四字熟語を用いた生臭い漢字多めなA、Bメロと、今現在よく叫ばれているSDGsや横文字カタカナがメインのサビ、Dメロをミックスしてギャップを表現し、「我々は正しい(と信じる)立ち位置でそんなギャップだらけの世の中を生き抜く!」という「人間道、修羅道」が隠しテーマにもなっています。

――レコーディング、ミックスなどについて
菊池:歌の割り振りは清水Pが既に決めておられました。印象に残っているのが、皆さんがすごく練習してきてくれたことです。
 ただリーダーの和久田さんは何故か「この曲のキーは最初から高くて歌えない」と訴えてきたのですが、他メンバーの励まし?を受けて最終的にはチャレンジしてくれました(笑)。しかし低音パートはちゃっかり(当たり前のように 笑)お願いしてテイクをいただきました。
 また、参加メンバーが「和風の曲好き!」とノリノリで言ってくれたことです。
 お客様などに曲を評価していただけるのはもちろん作者として嬉しいことですが、演者側にそう言っていただけるのはモチベーションが高い証でもありますし、作って良かったなと素直に喜びました(笑)
 サビ最後はラストの長~いコブシを含め実は全て「演歌節」なのですが、本番になると皆さんなかなか上手くいかないもので…最終的には修正で節を作りました。
 歌うメンバーには一通り最後まで歌っていただき、一番良いテイクを採用する形になりましたが、荒武彩音さんが一番しっくりきていたのでテイクは多めです。
 また、斉藤暉さんのテイクが歌の世界観とマッチしており、「大人組」として説得力があると思い落ちサビにもいただきました。
 意外だったのが、佐藤瑠那さんが非常に艶やかかつ伸びのある声で、サブメンバーでありながらも聴き惚れ多めにテイクをいただいています。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
菊池:作った際は、半分お遊びで付けた曲タイトルですが、レコーディングの際に清水Pから「このままの方が面白い」と言っていただいてしまいました(笑)
 CDを手に取ってくださった方が、どう読んでいただけるのかは不安でもあり楽しみでもあります。
 いわゆる「和風曲」って割と多くのアイドルさんが歌っているので、厳しい比較をされるのがおそらく実情とは思いますが、歌詞のメッセージも汲みながら聴いていただけたら幸いです。

――清水プロデューサーからもコメントが届いてます
清水:菊池さんは、クリエーターであるとともにプロデューサーでありバランサーなんですよね。インタビュー冒頭で言った通り、制作のみなさんに「メンバー世代のリアルな心情を入れて欲しい」とお願いしたんですが、そうなると全体的にシリアスな曲調が多くなってしまうかなぁという危惧もあったんです。で、菊池さんからのデモが届いて聞いたらぶっ飛んでて(笑)。この曲があるかないかで大分アルバムの印象が違うんじゃないかと思います。
 意外にもこれまでStar☆Tにはない和風曲でノリもいいので、ライブでたくさんやっていくことになる曲だと思います。
 

●各楽曲解説 M4「リコネクト
――続いて「リコネクト」制作の松中啓憲さんです。楽曲制作の依頼を受けた時について
松中:2011年「ひまわり」の楽曲提供から10年間も携わらせていただき、記念すべき10周年アルバムにも参加させてもらえたことが素直に嬉しいです。
 当時は、ある種のブームで各地でたくさんのご当地アイドルさんが生まれた中で、このように発展を続け、活動が続いてきた事は、本当に素晴らしい事だと思います。
 10周年をお祝いする気持ちで、曲作りをさせていただこうと思いました。

――楽曲制作過程についてお聞かせください
松中:10年間さまざまなメンバーが加入、そして卒業していきました。今のStar☆Tの活動があるのは、現役のメンバーの頑張りは勿論のことと思いますが、引っ張って来たOGの存在も、大きいのではないかと思います。幾つかのレコーディングにも立ち合って来ましたが、メンバーが変わってもクオリティを高めていこうという姿勢が受け継がれているように感じました。
 そんな中、構想した楽曲のテーマは【10年分の絆】。豊田を離れて新天地で頑張る卒業メンバー。想いを引き継いでさらに飛躍しようと豊田で頑張っている現役メンバー。離れていても、目には見えない繋がっているように感じ、今回の楽曲のテーマとしました。

――作詞を担当された菊池卓也さんにも伺います
菊池:だいぶデモ提出の締めが迫ってきた頃、「SIGs〜」の作曲を自宅で一通り終えた後、この曲と「Hallo!」のアレンジをとにかく進めようと、神戸の松中の自宅にて「合宿」という感じで泊まり込みで作業をしました。
 松中の曲は大分出来ておりましたが、歌詞についてはちょっと出来ないかも…という話になり、まずネタ元となるアニメを鑑賞しました(笑)。その世界観や話の流れに加え、松中本人の曲に今まで作詞をしてきた経験からサラっと歌詞が思い浮かんできました。
 松中が自室で製作作業中、僕はおよそ三帖のキッチンでこの曲と「SIGs〜」の歌詞を一晩で仕上げ(「SIGs〜」の方が言葉選びや世界観を作るのに苦心しました 笑)、そのまま松中に仮歌を歌ってもらいようやくデモが完成しました。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点について
松中:前々作の「ご当地ソング」の制作の際に「好きじゃんね。」という楽曲を作らせていただいたのですが、僕自身がアニメ好きということもあり、様々なアニソンからインスパイアされた楽曲でした。
 今作楽曲テーマは先ほど話した通りですが、サウンド面はアニソンイメージを強く意識した楽曲にしました。
 松中啓憲楽曲として特徴としては、2番コーラスが1番と同じにならないところ、そして部分転調の多様ではないかと個人的には考えています。
 アニメはテレビサイズだと1番だけなので、ライブやCDで聞くと「2番は1番と違うんだね!」「落ちサビは転調してたんだ?」という発見に気持ちが上がったりします。
 「ご当地ソング」「好きじゃんね。」でも多用しましたが、今作でも同様なので、1番メロディは覚えているのに、2番が違うから苦戦していたメンバーもいたと思います。
 詞のイメージは参考になるアニメを菊池に半ば強制的に観させ(計4時間 笑)、イメージをつくってもらいましたが、間奏にあたる2番の後は、過去との決別、新たに世界をやり直すような場面を想像して、壮大に転調を駆使して落ちサビにつながるようにしてみました。
 僕が関った楽曲の中でも、一番bpm(テンポ)の速い楽曲となり、間奏含めてどんな振り付けになるのかワクワクしながらつくらせていただきました。
菊池:上で述べた元アニメの内容をなぞるようですが、他人との「つながり」を知らなかった時期を経て、いつの間にか「つながり」を疎かにしてしまい相手と距離ができてしまう。
 が、ここで何らかの出来事や自省の精神、もしくは奇跡が起き(転調を重ねた壮大な間奏がそのシーン、だと僕は解釈しました)再び「つながり」を取り戻していく。そんなストーリーを表現してみました。
(当初は「Believing Heart 」とタイトル付けようとしましたがあっさり却下されました。されて良かったと思います 笑)

――レコーディング、ミックスなどについて
松中:プロデューサーの清水さんと、この曲は全体で歌うというより、ソロで繋いでいく形かなという話をしたので、ソロパートの歌割は特にこだわったポイントです。
 初レコーディングとなるメンバーも、個性が光っていましたので、それぞれの良さが引き立つ部分を選ばせていただきました。
 僕は「モーニング娘。」が好きだったので、ソロパート争奪戦をイメージして、頑張った人がソロパートです!などという煽りも失礼ながらさせていただきつつ 笑。
 ここは私一人で歌っているんだよ、という気持ちでやってみて!という事はディレクション中によく話をさせてもらいました。
 その分、気合の入ったRecになったと思いますし、歌割はとても悩まされました。優しく温かな歌声、ファルセット(裏声)の綺麗な声、力強くも切ない歌声、純粋な声、魅力的なソロパートになったと思います。
 特に、誰が歌っているんだ、という事が分かるように、実際に歌ってもらった雰囲気や息遣いをなるべく残すことにもこだわりました。
 推しメンもそうじゃないメンバーの魅力も、沢山詰まったミックスになったと思いますので、繰り返し何度も聞いていただきたいなと思います。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
松中:人とのつながりは、思い通りにはないことも、時には離れてしまうこともあるかもしれません。
 離れてしまった想いも、再びつながる事も出来るんだよ。「リコネクト」というタイトルには、そんなも想いも込めさせていただきました。
 今のメンバーたちのさらなる飛躍するパフォーマンスを、多くの方に観ていただけるような、楽曲となれば幸いです。
菊池:恋愛直球な歌詞ではありませんが、恋人や友人、仲間など大切な人との間で「つながり」を持つことへの讃歌、と言うと大袈裟かもしれませんが、そんなエッセンスを感じ取っていただけたら!です。

【楽曲解説】プロデュ―サ―によるアルバム「2021」楽曲解説 その②「ひねくれたI LOVE YOU」について #すたーと

CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T2ndフルアルバム「2021」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。

 

●各楽曲解説 M2「ひねくれたI LOVE YOU」
――続いて「ひねくれたI LOVE YOU」制作のGENTさん、そしてギターソロのYUKIさんにお話しを伺います。まずはGENTさんに、今回の楽曲制作の依頼を受けた時はいかがでしたか?
GENT:まずは、10周年おめでとうございます。僕自身は音楽面で関わらさせて頂いて5年ですが、今回の10周年記念アルバムでも曲を書かさせて頂き、嬉しく思います。
 このお話をいただいた時、僕は少し音楽から離れてて、ここ最近曲を全然書いてなかったんですね。それと、中心メンバーがどんどん抜けてって、それでもこのグループにはもっと未来を向いて続けてってもらわないと!って気持ちでした。それは彼女たちの一生懸命な姿を見てきているからです。10周年プラスそんな時だからこそ、僕も今回楽曲作る際、何か面白いサプライズ的なことできないかなと考えました。そこで、僕が日頃からお世話になってるミュージシャンの方に参加してもらおうと。今回はRayflower、DUSTAR-3のギタリストのYUKIさんに参加してもらいました。

――YUKIさん、ギターソロの依頼を受けた時はお気持ちは?
YUKI:GENTから頼まれたので、喜んで(笑)精一杯、弾かさせて頂きました。
GENT:恐縮です(汗)、ありがとうございます。もちろんダメ元で連絡しました。でもそんなYUKIさんは「お疲れ様^_^良いよ^_^」って顔文字付きで2つ返事で快くやって頂きました。大変恐縮なことなんですけどね!しかも、データを送った1週間後にはギターソロが届きました!
 YUKIさんはサポートではAcid Black CherryやLinked HorizonやHYDEさんのアコースティックコンサート等で大活躍されてる方です。進撃の巨人のOPのあの曲ももちろん弾かれてます。僕自身、影響受けたギタリストの一人で、Acid Black Cherryのコピーをしてたり、高校の頃から憧れの存在でした。「アイ♡ワナ」の冒頭の「キュイ~ン」はYUKIさんの影響です。
 10周年ライブにも出演して頂き、これはまずは、YUKIさんの生ギターはめちゃくちゃカッコいいので見てもらいたかったのと、もう一つはプロフェッショナルな方を実際にメンバーにも見てもらって、刺激になればなと、もちろん参考になるところも沢山あっただろうし、もう10周年ライブはメンバーもお客様も大喜びで大成功でした。

――楽曲制作過程についてお聞かせください
GENT:前作の「アイ♡ワナ」って曲は沢山ライブでやられてるんですよね!?そんな「アイ♡ワナ」以上の曲を作りたくて。実は2曲用意してて、しかもタイプ違いの曲、最初は清水Pと話してもう1曲の方にするつもりだったんですが、アレンジ面で迷走しちゃって自分でボツにしました。それで今回の曲に変更したんですが、結果良かったのかなと思います。
 アレンジに関しては、まずはメロディーと曲のイメージが頭の中で出来てて、それをパソコンで再現してなんですが、色々試してるうちにまた違う発想が生まれたりして、これがまたいいんですよね!歌詞もいい意味でイメージと違うものがきました。この曲を書いてる時は、感謝の思いを込めて書いてたので、これ言い方悪いかもですが、少しメンヘラな歌詞が来たときには、歌詞だけでこんなに曲のイメージが変わるんだなって、凄く感じました。もちろんいい意味です。

――楽曲の聴きどころ、こだわったところなどお聞かせください
GENT:こだわったところは、、、、特にありません笑笑。この曲に関しては逆にこだわらないことにこだわりました笑笑。もちろん、曲の大元の基礎がしっかりしてることは条件なんですが、それ以外は口ずさめるように、ほんと口歌なんですよ。アイドルソングこそ単純な方が作りやすいんでね。
 僕はこだわり過ぎるといい曲書けないタイプだし、いつもそうなんですが、どちらかといえば頭の中でイメージしたものを形にしてるだけです。
 強いて言うなら最初にもらった歌詞に対して色々注文しました。と言っても書き直しと言うよりか、追加してもらいました。meiちゃん色々言ってすみませんでした。でも素晴らしい歌詞が出来上がったと思います。「強くギュッと」とかめっちゃいいですね!
 聴きどころは瑠果ちゃんの落ちサビですね!あの歌声落ちサビに凄く合ってませんか?この落ちサビは当初は無かったんですが、歌詞が入って、イメージが変わり、最後の最後に急遽アレンジ変更して落ちサビが出来ました。こういう化学変化的なこと大好きです!
 僕的には2Bの優愛ちゃんが歌ってる雰囲気もとてもいいなって思いました笑笑。あとは、イントロのリードシンセはいい出来たなと自分でも思っております笑笑。

――YUKIさんに、ギターソロの聴きどころ、こだわった点を伺います
YUKI:バンドじゃないのでメロディックなギターソロをイメージして、且つYUKI として指名されてるので、YUKIらしさも盛り沢山で作りました。みんな可愛いらしい声で歌ってらっしゃるので、対比として熱くエモーショナルなギターが合うかなと思いました。
GENT:いやー、、、もうね、入り方から最後のユニゾンまでめっちゃカッコよくて、メロメロでした!

――レコーディング、ミックスなどについて
GENT:まずは、デモの段階から適当に作るのではなく、仮歌までしっかり作り込みました。これは、レコーディング時間を短縮するためなんです。いい作品を作りたいと思ったら、楽曲うんぬんにこだわるよりも、まずはこういった基本的な段取りをこだわることの方が僕は大事だと思うんです。本番よりも練習ってやつですね!さっきこだわったことはありませんって言っときながら笑笑。
 レコーディングはとりあえず、ここのリズムに気をつけてとか元気よく歌ってくださいくらい伝えといて、すんなり終わりました。あっ、、こだわったことあったわ!笑笑、コーラスは和久田さんとあやねちゃんを指名しました。直感的に大人の女性の声がいいと思って。しかも「やる気ない感じであえて歌って」って注文しました。見事にイメージ的中でした。
 あとスタジオでみきがピッチ修正に興味があったらしく、最初のサビの4小節分のみきのパートは自分で音程を直してました。もっと覚えてもらって今後はみきにやってもらおうかな笑笑。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
GENT:楽曲提供したとはいえ、前回の「アイ♡ワナ」でもそうですが、全て僕が作ったわけではありません。だって曲のタイトルすら僕が付けてないですからね笑笑。まずは、清水Pがいて、作詞のmeiちゃん、ギターソロを弾いてくださったYUKIさん、振り付けのmisolaさん、そして歌を歌って、踊ってるStar☆Tのメンバー、それを一緒に楽しんでるファンの皆さん、色んな人が絡んで、それが理にかなって一つの作品が今回も出来たと思います。こらからもStar☆Tの応援よろしくお願い致します。
YUKI:今回レコーディングさせてもらったのも何かの縁で、またどこかで皆様の耳にYUKIのギターを披露できたら嬉しいです。是非沢山の人に聞いてもらえることを願ってます。

――最後に告知などあれば
GENT:僕は特にないですが、YUKIさんありますか?
YUKI:まずはRayflowerで
4月12日(火)愛知・Electric Lady Land
4月13日(水)大阪・umeda TRAD
5月30日(月)東京・新宿BLAZE
の3カ所にて、東名阪ツアーが決まってます。
あとは、ベーシストのMASAKIさんのセッションで全国ツアーも決まってます。
「MASAKI NIGHT全国ツアー2022~トリオの旅~」
4月23日(土) 吉祥寺シルバーエレファント ※配信あり
4月29日(祝金) 和歌山OLD TIME
5月1日(日) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM ※配信あり
5月3日(祝火) 福岡reflex
5月3日(祝木) 広島スマトラタイガー
5月7日(土) 梅田Zeela ※配信あり
5月8日(日) 名古屋HOLIDAY NEXT NAGOYA ※配信あり
5月13日(金) 札幌HOT TIME(前夜祭) ※スタート時間、料金変わります
5月14日(土) 札幌HOT TIME
5月15日(日) 札幌HOT TIME
5月21日(土) 両国SUNRISE ※配信あり
5月22日(日) 両国SUNRISE ※配信あり
精一杯ギターを弾かさせていただきますので、是非観にきてください。

――続いて「ひねくれたI LOVE YOU」作詞のmeiさんに伺います。作詞の依頼を受けた時の気持ちは?
mei:元々Star☆Tリーダーのあかりんちゃんと仲良くさせていただいていて、、私自身アイドルが大好きなので、いつかアイドルの楽曲を作詞してみたい!という目標があり、私からあかりんちゃんに「Star☆Tちゃんの作詞をさせてもらえませんか?」とお願いしたのがきっかけです。
 あかりんちゃんはすぐ動いてくださり、アルバムが発売することが決まってお声がけしてくださいました。まず覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。

――作詞の過程についてお聞かせください
mei:最初に音源を聴かせてもらった時に頭に浮かんだ言葉は「儚さ」「強さ」でした。この言葉を元に作詞していきました。私自身ストーリー仕立ての作詞が得意なので(笑)、「好きな人のことが好きすぎて、空回りしてしまう女の子」とい うストーリーを考えた上で作詞していきました。
 あとは、アイドルソングあるあるだと思うのですが、キーワードとなる言葉(この楽曲の場合「〇〇I LOVE YOU」)を一番最初に考えました。
 このキーワードとなる言葉をどう使うか、どこに持っていくか・・・考えるのが難しかったです。
 持っていく場所によって、聴く人の耳への届き方、印象深さが変わってしまうので、一番意識しました。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点などお聞かせください
mei:先ほど話したようにストーリー仕立ての楽曲で、ストーリーにこだわっています。
 ぜひ、頭の中で想像しながら聴いていただけるとより心に刺さってくださるのではないかなと思ってます。共感していただけたら嬉しいですね!
 あとはタイトルの「ひねくれたI LOVE YOU」以外にも様々な「〇〇I LOVEYOU」が出てきます。ぜひ注目して聴いていただけたら嬉しいです!

――レコーディング、ミックスなどについて
mei:私はレコーディングに参加できなかったのですが、仮レコーディングをこの楽曲の作曲をされたGENTさんにしていただきました。Star☆Tちゃんがレコーディングに迷いなく参加できるよう意識し、一つ一つ注意深く言葉を大切に仮レコーディングいたしました。
 私自身元々バンドマンなので久しぶりにレコーディングできて、個人的にも楽しめました!

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
mei:学生時代よくStar☆Tちゃんともイベントで共演させていただいていた元豊田市出身のシンガーソングライター 元Myuuのmeiです(ややこしい笑)。
 今は活動から離れてしまったのですが、このような形で今回Star☆Tちゃんとコラボすることができとても嬉しく思います。
 これからも豊田市を代表してどんどん前に前に、15周年、20周年というStar☆Tちゃんの歴史を皆さんで応援していきましょう!
 1人でも多くのStar☆Tちゃんファンの皆様の耳に「ひねくれたI LOVE YOU」が届きますように!大切にしていただけたら作詞した私は十分幸せです。

――最後に、告知などあれば
mei:今は活動等行なっていないのですがInstagramのみSNSをやっております。
「m____dayo」( _4つです!)で検索していただくと出てきますので、ぜひ楽曲の感想等いただけたら嬉しいです。

GENT
コンポーザー、ギタリスト。様々なアーティストの音源制作やライブに参加。過去にはSKE48、NMB48の劇場でマニピュレーターも担当。
Star☆Tには「アイ ♡ワナ」「 Glorious Future」を楽曲提供した他、「ファンタジーメモリーズ」「泡沫の人魚 -組曲」「ご当地ソング」など十数曲ギター演奏もしている。
ツイッター https://twitter.com/Gent_Szk
インスタ https://www.instagram.com/gent0905/
YUKI
1999年Λuciferのギタリストとしてメジャーデビュー。現在はDUSTAR-3,Rayflowerで活動中。
サポート,レコーディングではAcid Black Cherry、Sound Horizon、Linked Horizon、HYDE、ジェジュン、Kalafina、SMAP、MASAKI、是方博邦、淳士など
ツイッター https://twitter.com/yuki_snowman_xx
mei
Star☆Tへの詞提供は初めて
豊田名古屋東海地区で活動するシンガーソングライター(現在活動休止中)

【楽曲解説】プロデュ―サ―によるアルバム「2021」楽曲解説 その① アルバム「2021」全体、「メカクシンデレラ」について #すたーと

CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T2ndフルアルバム「2021」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。

その① アルバム「2021」全体、「メカクシンデレラ」について
その②「ひねくれたI LOVE YOU」について
その③「SIGs {tart}『持続可能なアイドル目標。』」「リコネクト」について 
その④「Hello!」「HAKA」について 
その⑤「TEN~Up Down Ladder~」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」「2021-2021ver.-」について、その他 まとめ 


●アルバム「2021」全体について
――まずは、清水トータルプロデューサーにお聞きします、アルバム「2021」制作の経緯は?
清水:Star☆Tは全国流通盤になった5thシングル「ハイブリッドガール」以来、年1枚ペースで大体冬~春頃にCDを発表してきましたが(4thシングルまでは自主製作盤)、その恒例がコロナ禍で途絶えたんですね。2020年の4月に9thシングル「Woman」を発表して、何もなければ2021年の春に新譜を発表していたところですが(具体的な構想はありませんでしたが)、ライブやイベントもままならず、Star☆T自体をどうしていくかを考えなくてはならない状況では、やはりCD発表は考えられませんでした。
 2020年の内は、コロナ騒動も1年くらいで収まるんじゃないかって根拠なく思ってたんですが(なんとなくそう思ってた人多いんじゃないでしょうか、、、)、2021年になって第3派もやってきて「これはどうもそう簡単なことではなさそうだ」となって。2020年度は計画なんて何も立てられませんでしたが、2021年度はやれるかどうかはわからないけど、計画は立てようと。
 それで、2021年はStar☆T10周年イヤーでもありますし、10周年を迎える12月にアルバムを出して、10周年記念のイベントもすると決めました。4月頃ですね。
 楽曲「2021」が代表曲の1つという評価もいただいてたので、2021年に10周年だから、アルバムタイトルは「2021」で、新曲10曲収録でっていうコンセプトは結構すんなり決まりました。

――楽曲「2021」を作った時に、10周年が2021年になることは見越していたんですか?
清水:それ、結構聞かれるんですが、全然そんなことはなくて。2020年の東京オリンピック後の世界、どんどん沈んで荒野のようになっていくだろうこの国をサバイブしていく彼女たち世代の決意を歌ってますが、2021というフレーズは「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」のSHUNさんとの制作打ち合わせの時にも出ていたワードで、10周年のことなんて頭の片隅にもなかったです。
 実際オリンピックは、この国のありようを象徴的に露呈するような紆余曲折・混乱を経て開催され、思っていた以上にこの国は、世界は、加速度的に沈んでいってるように見える。 
 楽曲「2021」の歌詞がより際立ってしまう状況に残念ながらなってしまっているという想いもあって、アルバムタイトルを「2021」にしようと。

――具体的な制作経緯をお聞かせください
清水:10周年記念盤ということで、これまで楽曲提供いただいてきた方を中心に制作依頼する人をピックアップする作業から始めました。
 デビュー当時からお願いしてきている木蓮堂さん、松中さん、菊池さんはマストで依頼、それから深井さん、藤村さん、GENTさんにもお願いして、SHUNさん楽曲のカバーを1曲、それから私も1曲作ろう、それと「2021」のセルフカバーも収録して、、、という感じで決めていきました。
 初提供の方も入れたいって思って、以前より考えていたねじ式さんにも依頼しました。メンバーが以前にねじ式さんにボーカルレッスンを受けてて、ボカロPとしてすごい活躍されてるって話を聞いてまして。
 それで10曲揃った。10曲を依頼する方を固めて、6月にみなさんに正式に依頼しました。

――各制作者にはどのようなオーダーをされたんですか?
清水:前アルバムの「メロウ」はコンセプトアルバムで、全体のストーリーがあって、それに沿って楽曲も進んでいく構成でしたが、今回は逆にそういうトータル性は持たせず、独立した1曲1曲が集まったアルバムにしようと思いました。コンセプトは、10周年記念盤10曲収録で十分だろうと。
 それと、年内で牧野凪紗、misola、もしかしたら朝空詩珠紅も退団していくことはわかってましたので、歌う顔ぶれがガラッと変わる、なので、バラードやソロ曲はなくていい、ライブで盛り上がる、すべてシングルリード曲になるような曲をお願いしますと。
 詞の内容としては、歌う彼女たち世代(いわゆるZ世代というんでしょうか)のリアルな今の状況や心情を入れて欲しいという要望をしました。
 それ以上のオーダーはしてません、具体的なジャンルとかサウンドの方向性などの話はせず、みなさんに絶対的な信頼を寄せていお任せしました。
 9月頃までにみなさんからデモをいただき、歌詞は別の方でという曲の作詞は、これまでにもお願いしてきたどうまえなおこさんと伴野紀子さん、それと初提供になるmeiさんにお願いして、深井さん曲は「作詞は清水さんで」とご指名いただいて私が書きました。
 10月末に4日間かけてレコーディング、11月上旬にプレス入稿しました。
 

●各楽曲解説 M1「メカクシンデレラ」
――それでは、収録曲について1曲ずつお聞きします。まずはアルバムオープニングを飾る「メカクシンデレラ」について。作詞・作曲・編曲のねじ式さんに伺います。今回の楽曲制作の依頼を受けた時はいかがでしたか?
ねじ式:Star☆Tには以前からボーカルレッスンなどで関わっていたメンバーも在籍していた事から「いつか僕に楽曲依頼する未来が来るといいね。その時は全力で最高の曲を送りますよ!」と約束していました。
 その夢がついに実現した事を本当に嬉しく思っています。

――楽曲の制作過程についてお聞かせください
ねじ式:Star☆Tとしても主力メンバーの入れ替わりがあったりと大事な変化の時期だという事を清水さんから伺っていたので、新しい世代のメンバーの名刺がわりになる曲にしたいと思っていました。
 テンポ感もいつもの僕の楽曲よりも速く、歌詞はZ世代のリアルな葛藤を盛り込んだ歌詞にしました。
 SNSなどの微妙な距離感の人間関係を乗り越え、完璧な人間になれなくてもいいから「生きて」ほしいという願いを書いています。
 アレンジに関してはピアノの音色にこだわりました。生のピアノ音源とエレピなどを数種類混ぜた音色でイントロのフレーズなどを構築しています。

――楽曲の聴きどころ、こだわった点などお聞かせください
ねじ式:僕がボカロPという事もあり、ボカロカルチャーの主流である影のある歌詞、韻を踏んだ表現などにこだわっています。「君に会いたい」と「気味が悪いほど」の重ねた表現は自分でもお気に入りです。

――レコーディング、ミックスなどについてお聞かせください
ねじ式:自宅で全ての楽器を自ら演奏、録音しています。
 その上でいつもボカロ曲でもお世話になっているVoxBoxStudioの深井さんに全データをお渡ししてミックスしていただきました。ボカロ曲のような疾走感とアイドル曲のキャッチーさが上手く融合した仕上がりになっていると思います。

――楽曲をお聴きの方にメッセージをお願いします
ねじ式:MVも歌詞をしっかりフィーチャーした印象的な仕上がりになっているので、是非そちらも観てもらえたら嬉しいです。特にラストの落ちサビの和希さんの歌っている姿がお気に入りです。
「メカクシンデレラ」MV公開中 → https://youtu.be/z71N42lMf7o

――最後に、告知などあれば
ねじ式:CBCラジオで毎週土曜日20時半から「RADIO MIKU EX」という番組レギュラーで出演しています。
 今回の楽曲提供をきっかけにボカロ音楽にも触れてもらえたら嬉しいです。
https://radichubu.jp/radio_miku/

ねじ式
Star☆T楽曲初提供
ねじ式サイト https://www.nejishiki.com/
ねじ式ツイッター https://twitter.com/nejishiki0221
ねじ式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCeQ69f1ETJ-rR7BR5RtK_vA

【楽曲解説】アカルイツナグミライ 収録曲「ことば」楽曲解説&歌詞掲載

クラウドファンディングによる音楽CDプロジェクト「アカルイツナグミライ」Star☆T参加曲「ことば」の楽曲解説、歌詞を掲載します。鑑賞の参考にしてください。

―「ことば」の作曲を担当、そしてこの音楽CDプロジェクト「アカルイツナグミライ」の発起人でもある深井勇次さんよりコメントです。
深井:まず、Star☆Tのファンの皆様、本当に多くのご支援を頂きありがとうございました!皆さまのお力が無ければこのプロジェクトは成功して無かったです。
心より感謝申し上げます。

実は今回提供させて頂いた曲はシングル「Woman」制作の時にやりたかった曲です。コンセプトと外れてしまった為寝かしていたのです。
「ことば」は元々過去に作った曲をリアレンジしていくところから始まりました。
アレンジを進めていく中でどうしてもイメージ通りにならなかったので、自分のイメージを金井氏に伝えてアレンジをお願い致しました。

Star☆Tの楽曲はアップテンポやバラード等、本当に多くのジャンルがあるのですが、お客さんと合唱出来るようなほんわかした曲を作りたく今回の楽曲となりました。
アレンジャーの金井氏も、作詞の清水Pも、Drのとし君も、AGのはるこうべ氏も、自分の抽象的な意見だけで見事に汲み取って頂き本当に良き音楽が完成出来ました。

過去のStar☆Tの楽曲のレコーディングもさせて頂いているのですが、おそらく今回初めてほぼ生楽器録音でのオケとなっておりますので、それも含めてお楽しみ頂ければと思います。

―続いて、アレンジそしてベースも担当されたカナイヤスヒロさんのコメントです。
カナイ:深井氏から編曲のお話とデモ曲を頂き、先ずは曲のイメージの打合せ。程なくして歌詞入りのデモ曲を聴くことができました。

何度か聴き終えて湧き出た
「主人公の願いを叶えてあげたい。救いたい。」
そんな気持ちが原動力となり、作業に取り掛かった事を覚えています。

最初の印象で淋しげな雰囲気を感じていたので、コード伴奏の見直し。
マイナー調をただメジャー調にするのではなく、淋しげな気持ちはあるんだけど焦がれているような…そんなバランスに注意しながらコードを付け替えました。

作曲された深井氏のイメージも練り込みつつ、サビに入って熱量が上がる様に、
作詞をされた清水Pさんの「ことば」がStar☆T皆さんの歌声に乗って、どこまでも遠くに遠くに届く様にと、そんな表現を目指しました。

「ことば」の届いた皆様の手拍子と歌声が合わさった時、
この曲の編曲が完成なのかも…と、この文章を書きながら思いつつ、
その日が来るのを楽しみにしてます。

―最後に作詞を担当した清水Star☆Tプロデューサーよりコメントです。

清水:まずは、このような貴重な機会に声をかけていただいた深井さんに感謝します。Star☆Tも4月から一切のライブができなくなって、本当に途方に暮れていました。でも何かをしなければいけない、と思っていた時にこのお話をいただき、すぐに「参加します!」とお返事した次第です。特に、アイドルグループではなく、東海地区で活躍されるいろんなアーティストさんと一緒に参加できたことに大きな意義を感じています。

深井さんより、楽曲のデモテープをいただき、詞のテーマはずばり「アカルイツナグミライでお願いします!」とのことでした。
曲がとってもシンプルで(デモの方が完成形よりメロディの音数も少なかったと思います)、ふっとブルーハーツが思い浮かびました。シンプルなメロディに童謡ともとれるストレートな歌詞を乗せるのはどうかと。そこに“今”のメッセージを込めたいと。

現在も進行中の一連のコロナ禍は、新型コロナウィルス感染症自体が社会に与えたダメージももちろん大きいですが、私は、それによって社会の歪みや暗い部分があらわになってしまったダメージも相当に大きいと思っています。SNSにとどまらず現実社会においても○○警察とか、感染者に対する差別などの場面で様々な憎しみの言葉があふれています。
Star☆Tでも、3月中はなんとか対策を取りながらライブ活動をするなかで、かなりひどい言葉、誹謗中傷をメールやSNSなどでもらいました。そのほとんどは事実誤認や腹いせ、鬱屈した気持ちのはけ口として書かれたものだと想像できました。
ただ、一方で、会えない人への連絡や、医療関係者への励ましなども(そしてStar☆Tへの応援もたくさんいただきました)、同じ言葉であり、言葉によって救われた人も本当にたくさんいたことも事実です。
そういうリアルな今の感覚として“ことば”という歌詞をかきました。

曲自体の温かさもあって、ほんわかした歌の印象が強いとは思いますが、それだけではない意図も含めています。この歌の主人公は、憎しみの言葉をSNSに書き込んでいる、張り紙をしている、差別をしている、心の拠り所がない、止める人もいない、不安な気持ちでいっぱいの、そういうことをしないわけにはいかない人だと思って詞を書きました。
おばあちゃんや友達や先生とは今はもう会えないのは現在の状況ともとれますが、昔の友達とは縁が切れてしまった、二度と合わないと決めた、先生やおばあちゃんはもう亡くなってしまった、のかもしれません。一方、笑いあえる友達も叱ってくれる先輩も恋人も今はまだいない。主人公はコロナ禍だからではなく、これまでも、そしてもしかしたらこれからもずっと孤独なのかもしれません。 
それでも、誰かに、何にもみないで自分で考えた、正直な、読んだ人が幸せになることを願う、そんなことばを、きっと届くと信じて、紡いで伝えて欲しい。 そこから始めて欲しい。
Star☆Tはそんな孤独を抱えている人たちにこそ、この歌を、このことばを届けたいと思っています。

ライブでも歌っていきたいと思ってますので、ぜひ、一緒に手拍子しながら口ずさんでもらえたらうれしいです。

「アカルイツナグミライ」収録曲等についてくわしくは → https://star2t.blogspot.com/2020/08/cd92-8.html
音楽CDプロジェクト「アカルイツナグミライ」ページは → https://camp-fire.jp/projects/view/259684


ことば
作詞:清水雅人 作曲:深井勇次 編曲:カナイヤスヒロ

よく遊んだとなりのあの子
ほめてくれた先生
いじめっこの嫌いなあいつ
やさしかったおばあちゃん

みんなみんな今は もう 会えないけど

笑いあえる友達
叱ってくれる先輩
心通わす恋人
名前はまだないわが子

みんなみんな今は まだ 会えないけど

とどくかな いま伝えたいことば
何にもみないで考えた
さあ飛んでゆけ ことば ことば
愛しいあの人に

受け売りも 嘘も 傷つけ合いも
励ましも 夢も 歌も ぜんぶ言葉だから

とどくかな いま離れていても
何度も何度も書き直した
お月様に 読んでみたら
涙がこぼれたんだ

とどくかな ことば ことば
あなたが幸せになるように
正直な ことば ことば
会えないあの人に

ラララ…

いつまでもねがう
アカルイツナグミライ


【楽曲解説】プロデュ―サ―によるシングル「Woman」楽曲解説 後半(「ドッペルゲンガー」「私の好きな人には、好きな人がいる」について)

引き続き、Star☆T9thシングル「Woman」の楽曲について、トータルプロデューサーの清水雅人さん、サウンドプロデューサーの藤村のりおさん、深井勇次さんにお話しを伺いました。


前半 制作経緯「Woman」について はこちら


――続いて収録曲「ドッペルゲンガー」について、作曲・編曲の深井勇次さんに伺います。この曲の発想、制作過程はどんなものでしたか?


深井:変な話、リード曲狙いではなかったので少し冒険させて貰いました。サビに向けてスピード感を保ちつつ、一気に落としてやろうと。初めのサビでハーフテンポになる曲ってあまり無いじゃないですか!?この違和感や癖は、まさにCDの2 曲目って感じになりました。


――深井さんの曲の一番の特徴は、キャッチーで耳に残るメロディだと思いますが、今回キャッチーでありつつ様々に変わっていく展開や転調、アバンギャルドと言っていいBメロなどこれまでにない特徴を感じました。この辺りは意識してか無意識にかどちらですか?


深井:全体像はあらかじめイメージ出来ていましたが、転調に関しては当初のサビのメロディーが低いなと思ったのであげてしまおう、と(笑)。つじつまを合わせるために「そっちこっちどっちだって」のメロを付け加えました。結果、調が行ったり来たり、そっちこっちどっち?って感じになりました(笑)。


Bメロは狙い通りです。ボカロとかの曲は良くあるのですが、歌詞を詰める事でメッセージ性の強い曲になるんです。


清水Pなら良い詩をあててくれると確信しておりましたので!


――作曲、アレンジで意識したところ、特に聴いてほしいところは?


深井:いつもそうなのですが、同じメロでもアレンジの繰り返しはなるべくしないようにしてます。飽きずに聴いてもらえるように、繰り返し聴いてもらえるように。


2Bのカオスなアレンジからサビで解放される感じは個人的にも気に入っています!ギター(新堀氏)も炸裂していますしね!


そして今回も色々なところに罠が仕掛けてあります!歌ってみるとその罠が分かりますので、是非歌って欲しいですね!


――ボーカルレコーディングについて


清水:リード曲「Woman」はソロパートは8人を選抜してレコーディングしてますが、カップリング曲2曲は現在の14名のメンバーを7人ずつに分けてレコーディングしました。若手のボーカルスキルも大分上がってきてますし、みんなソロパートが歌えるようになってきたかなと思って。


どう分けたかですが、全メンバーにどっちが歌いたいか聞いたんです、偏ったら最後はこっちで調整してもしょうがないかなと思いながら。そしたらちょうど7人ずつ希望して、バランスもいい感じで。なので、2曲のボーカル割り振りは本人たちの希望どおりです。


――「ドッペルゲンガー」の作詞について


清水:この曲は一番早くデモをいただいたと思います。深井さんらしい曲だなというのが第一印象ですね。とってもポップでキャッチーでロックだなと。


作詞に関しては、どうしても深井さん提供の前作「2021」の印象が強いので、今回のデモを聴いた時もメッセージ感を込めたいっていうか、こぶしを挙げて歌うイメージがあったんですが、「2021」の二番煎じにはしたくないってのもあって。


これもデモの初聴を素の状態で臨んですっと固めたんですが、転調も多いし、展開もどんどん変わっていくし、サビはいつもどおりのとてもキャッチーなメロだけど、Bメロはとてもアバンギャルドで、、、なので2つの別のストーリーが進んでいく感じとかどうかなと思って、「ドッペルゲンガ―」という言葉が浮かんだんです(黒沢清監督の映画「ドッペルゲンガ―」を思い出して)。響きが合ってるなと思って、こちらもタイトルを先に決めました。


タイトルだけ決めて、「Woman」と同じく数週間頭の中で転がして、「Woman」と一緒に書きました。ただ書き方は「Woman」とはまた違ってて、Aメロを2つに分けてサビも分けてここはポジティブここはネガティブって感じで構成をまず作って、そこに1つずつ歌詞をはめていくという作業でした。Bメロはどうしようか悩んだんですが、ちょうどその頃椎名林檎さんの「ニュートンの林檎」っていうベストが出たところでよく聴いてて、あの魑魅魍魎(ちみもうりょう)感のある歌詞っていうか(笑)、漢字がばぁーっと並んでるイメージを拝借してポジティブとネガティブの単語をとにかく書き出して、並び替えたりしながらって感じで作りました。


それで、仮歌入れて深井さんに返したら「ちょっとダーク過ぎませんか、、、」と返事があって。深井さんの曲って私にはすごくロックなイメージがあって、メジャー/マイナーのキーもどちらともとれる感じもあって、ついダークな感じにしたくなるんですよね。「15センチ」も当初の深井さんの仮詞はもっと軽い恋愛ものだったんですが、ダークな感じに直したっていう経緯もありましたし。


それで、「冒頭のメロにも歌を入れたい」という深井さんの要望もあって、深井さんが「そっち こっち どっちだって」という詞を入れてくれて。少しはダークさが薄れると思いますが、、、って。もともとAメロとサビは言葉自体はあまりひねらずわかりやすくしようと思って書きましたので、全体の雰囲気に違和感なくはまってると思ってそのまま使わせてもらいました。


 ――収録曲「私の好きな人には、好きな人がいる」について、作曲・編曲の藤村のりおさんに伺います。曲の発想、制作過程はどんなものでしたか?


藤村:当初、1曲はバラードでいこうという案も出ていて、昔作ってストックしてあった曲とかも清水さんに聴いていただいたり、バラードな感じで新たに作った曲のデモも聴いて貰ったりしてたのですが、「Woman」が先に出来ていて、清水さんと「Woman」のテンポをどーするかみたいな話の中で、ミックスコールはこの曲だと入れにくいですねみたいな話になり。やはりライブだとバラードより盛り上がる曲の方がやりやすいと言うアドバイスももらい、バラードで作っていた曲を、ガラッとアレンジを変えて清水さんに聴いてもらったら、こちらの方がいい!と言っていただいたので、激しめアレンジで作り直しました。そこからは、もう、得意なジャンルなのでババッて作り終わった感じです^_^


――特に聴いてほしいところは?


藤村:なので、逆にファンの皆様にこの曲にミックスコールを入れて貰ったところを聴いてみたいです!それで完成みたいな。


――ボーカルレコーディング、ミックスダウンについて


藤村:曲のキーが高いので、みなさんには頑張っていただきました。その分勢いが出たかなと思います。ミックスに関しては、ストレートに真っ直ぐ飛んでけーって感じで(笑)、ミックスしました。


――楽曲決定の経緯を清水さんにもお聞きします


清水:藤村さんもお話しのとおり当初バラードだったんですが、「バラードの激しめアレンジも作ってみましたがどうでしょう?」ってとりあえずサビ部分だけのデモが送られてきたんです。それがとってもよくて。これこそ多分藤村さんのストライクゾーンな曲、アレンジだろうなって思って。バラードアレンジもとっても良かったんですが、やっぱり1曲ご自身の得意なところやって欲しいとも思って「こっちでお願いします」って返事をしました。藤村さんのストライクゾーンは、J‐POP/90年代ビジュアル系~00年代バンド系だと認識してるんですが(私はその辺りあんまり詳しくないんですが、、、)、マイナーコードの泣き節というか、イントロ等のストリングス感とか、ドラムの音とか。ベースも生で依頼して入れられてますしね。メンバーは「今っぽい」って言いますが、確かにBiSHさんの曲なんかは同じ雰囲気があって、多分ルーツが一緒なんだろうと思います。この曲ならライブで沸くな~ってまず思いましたね、ライブでヘビロテする曲が増えたなと。


――作詞について


清水:「Woman」「ドッペルゲンガー」が期せずしてメッセージ性の強い詞になったので、この曲はラブソングにしようとまずは思いました。究極のポップソングと言ってますのでラブソングがないわけにはいかないので。ただ、実はStar☆Tってラブソングはそんなに多くないんです。アイドルって恋愛禁止のイメージが強いと思いますが、それでがっつりラブソングを歌うのって、、、と思うところもあって。例えばAKB48さんが、そういう中で男の子目線の歌詞を歌うってのは1つの策ですよね。Star☆Tも、10代のスクールラブ的な恋に恋する感じにしたり、ファンタジーな世界観にしたり、ラブソングは色々工夫してきました。


なので、今回のようながっつりラブソング、それも失恋ソングは初めてですね。メンバーの年齢層も上がってますし、そろそろこういう曲が1曲あってもいかなと思って。


「私の好きな人は他の人が好き」っていうモチーフを決めて頭から一気に書き上げた感じですね。小説、映画、歌、マンガなどでこれまでに繰り返し描かれてきた永遠のテーマです。途中で「私の好きな人には、好きな人がいる」をタイトルにしてしまえば、歌詞で状況を説明する必要がないってことを発見しまして(笑)、そこからは一気に書けました。


2か所歌詞リスペクトがありまして、1つ目は「あなたの影追いかけて いつの間にか探してる こんなとこいるはずもないのに」の部分で、いわずもがな山崎まさよしさんの「One more time,One more,chance」です。昨年12月に牧野凪紗のソロワンマンライブをやったんですが、そこでこの曲カバーさせてもらいまして、改めていい曲だなと思って。


2つ目わかりますでしょうか?「歩く人の波はどこまでも無口で」の部分です、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」から。作詞は阿久悠さん、昭和を代表する偉大な作詞家のおひとりですね。2曲ともどこかこの曲とも雰囲気が似ていると思いませんか?


もう1つエピソードを。レコーディング時に、間奏部分にあるリフレイン「会いたい、会えない」と同じメロを一番最後、アウトロにも入れたいって藤村さんが言われて、歌詞どうしましょうって。「えっー?ちょっと外で考えてきます」って席を立った時に「あ、そりゃここは『さよなら』だな」ってふっと浮かびまして、そのままレコーディングしました。その場で決められて、今回私が作詞を担当して一番よかった点ですね(笑)。


 


――最後に清水さんよりシングル「Woman」についてのまとめ、シングルをお聴きの方にメッセージを。


清水:今回のシングルは“力いっぱい振り切った!”というのが心境です。サウンド的には三曲三様、きめの細かいクオリティ/世界観が構築できてると思いますし、詞については、あらかじめ3曲で統一的なテーマは決めずに1曲ずつ曲に向き合って書いたんですが、完成してから振り返ってみるとよりパーソナルな、内面的な内容の3曲になってて、そういう意味でも“ポップス”になってるなと思います。


メンバー全体も年齢層が上がって、グループも9年目を迎えて、より大人になった、表現力も上がった、我々プロデュ―ス側のスキルも上がった、そういうもろもろが反映されて、言い訳や説明のいらない、―と言いつつここで色々お話してますが(汗)、、、現時点でStar☆Tが出せる“究極のポップス”を自信を持ってお届けできたかなと。


現在ライブやイベントが全くできない状況で、この曲達をステージでやれないのが残念なんですが、、、ひとりでじっくり聴いていただいても良さがわかる3曲だと思いますし、もちろんライブ/イベント再開したらぜひステージでのパフォーマンスも見届けて欲しいです。


あと、type-BのボーナスDVDには「Woman」のミュージッククリップと合わせてStar☆TSOLO10の10曲のミュージッククリップも収録しました。ソロということで、これまでのグループとしてのミュージッククリップにはない様々な挑戦もしてて飽きない内容になってると思いますので、そちらもどうぞお楽しみください。


前半 制作経緯「Woman」について はこちら


プロデューサープロフィール


藤村のりお/「Woman」「私の好きな人には、好きな人がいる」作曲・編曲担当


専門学校卒業後、レコーディングエンジニア、イベント・コンサート等のPAなど行う。現在は、他の仕事をしつつレコーディング、ミックス、PAエンジニアとして休みの日に活動中。現在Vox Box Studio契約エンジニア。Star☆Tにはこれまでに「恋するマーメイド」、「STORY」(牧野凪紗ソロ)、「私だけの夢」(朝空詩珠紅ソロ)を楽曲提供。「きまぐれストーリー」「15センチ」のギターを担当。


 深井勇次/「ドッペルゲンガー」作曲・編曲担当


Star☆Tの初期より楽曲のレコーディング、ミキシングを担当。レコーディングエンジニア歴17年、メジャーアーティストの録音も担当。Star☆Tにはこれまで「きまぐれストーリー」「15センチ」「2021」を楽曲提供。藤村のりお氏とは専門学校時代からの朋友。
Vox Box Studioサイトhttp://voxboxstudio.com/


清水雅人/「Woman」「ドッペルゲンガー」「私の好きな人には、好きな人がいる」作詞担当


2011年Star☆Tを立ち上げ、以後運営・プロデュ―スに携わる。これまでのStar☆Tでの楽曲制作は「この街に生まれたから」「あなた探して矢作川」「安全運転は愛なのよ」「Swinging Star Forever」「癪にさわるけどshiny day」「豊田よいとこ音頭」「Start&Smile」「ブルーヴァレンタイン」「Bcause I was born in this city」「パパとママの物語」「叫べっ!」「君に夢中ということは、君が必要で、愛しているということ」「夏をあげる」「2021」(作詞)「赤く塗れ、焔を焦がせ」(牧野凪紗ソロ 作詞)「真昼のノワール」(牧野凪紗ソロ)「グッドバイ」(牧野凪紗ソロ)「ご当地ソング」(作詞)「好きじゃんね。」(作詞)「私たちの散歩道」(作詞)「この世界にソウルを放て」(近藤実希ソロ)


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【楽曲解説】プロデュ―サ―によるシングル「Woman」楽曲解説 前半(制作経緯、「Woman」について)

Star☆T9thシングル「Woman」の楽曲について、トータルプロデューサーの清水雅人さん、サウンドプロデューサーの藤村のりおさん、深井勇次さんにお話しを伺いました。


後半「ドッペルゲンガー」「私の好きな人には、好きな人がいる」について はこちら


 ――まずは、清水プロデューサーにお聞きします、シングル制作の経緯は?


清水:Star☆Tの1年前からの楽曲制作活動の流れを説明すると、昨年2月に8thシングル「ご当地ソング」の発売があって、5月からStar☆TSOLO10(スタートソロテン)というプロジェクトを行いました。これは、メンバーの内10人を選抜してソロ曲10曲を配信限定で発表する、楽曲制作は地元豊田ゆかりのアーティストさん10組に依頼する(アルバム「メロウ」の第2弾的コンセプト)というものでした。Star☆TSOLO10は本当に幅広いジャンルの10曲が揃って、地元アーティストさんとの繋がりも改めて強くなって、プロデューサーとしてもすごく楽しかったですね。それで、さあ次はやっぱりCD発売だなと、9thシングルを発表したいなとなりました。


――楽曲制作依頼の経緯は?


清水:Star☆TSOLO10の10曲について私が優越をつけるのはよくないですが(笑)、これまでに「恋するマーメイド」「STORY」(牧野凪紗ソロ)制作の藤村のりおさんに提供いただいた朝空詩珠紅ソロの「私だけの夢」が個人的にすごく好きで。みなさんからいろんなジャンルの曲をいただく中、唯一のアイドル曲で、それもちょっとレトロ感というか歌謡曲感もある曲で、「次のStar☆Tの曲に回したいな」って思ったくらいで。


一方、これまで「きまぐれストーリー」「15センチ」「2021」制作の深井勇次さんはStar☆TSOLO10の時にちょっと連絡のミスがありまして(汗)、10組の中に入れられなくて。それで、ご本人から「次は作りますよ」って言っていただいて。


で、前作「ご当地ソング」は、菊地卓也さん松中啓憲さんに収録曲全体のサウンドプロデュースをしていただいた、Star☆TSOLO10は10組のアーティストに提供いただいた、という流れの中で、次のシングルは前作シングルと同じく1組に集中してプロデュースしてもらう形にしようと。藤村さんと深井さんは音楽系の専門学校の同級生でらして、お二人に楽曲制作、サウンドプロデュースをお願いしたいと。


――シングルコンセプトについて


清水:前作「ご当地ソング」は“ご当地ソングばかりを4曲収録する”というかなりコンセプチュアルな内容で、サウンド的には現在のJ-POPの先端にも目配せして欲しいというお願いをしましたが、Star☆TSOLO10を経て、前作からの反動もあって、今回はそういう制約は一切なしでいきたいなと。


これはデビュー当時からですが、Star☆Tの楽曲については、アイドル曲を作っているというよりもポップスを作っているという感覚が強くて(もとよりアイドルにそれほど詳しくなかったこともありますが、、、)、今回はシンプルに、とにかく“究極のポップス”を目指したいと。藤村さんと深井さんなら応えてくれるだろうと。なので「今回は特に要望はありません、ただ究極のポップスをお願いします」とお話しまして。まあでもそれが一番無茶ぶりな要望だったと思いますが(笑)。


なので、これまでシングルは4曲収録をマストにしてきたんですが(CDは収録4曲までがシングル、5曲以上収録でアルバムになる)、今回は遊びの曲はなしでいいので、3曲か2曲でもいいですってお願いしました。消費税率も上がったので、曲数少ない分この機会に税込で500円とか1,000円の価格設定にしたいというのもあって。


また、2019年度初頭に年度計画をメンバー含めて相談した時に、久しぶりに全国ツアーをやりたいって声があったので、シングルプロジェクトの1つを全国リリースイベントツアーにして、1月~3月と最近では長いリリイベ期間を取って、発売も4月1日として。


それと、配信限定だったStar☆TSOLO10曲もやっぱりディスクで発売して欲しいという要望もあったので(ファンからも楽曲提供アーティストさんからも)、SOLO10のミュージッククリップのDVDをtype-BのボーナスDVDにして、、、という感じでおおよその概要を決めました。


昨年9月におふたりにコンセプトとともに楽曲制作依頼をしまして、12月にボーカルレコーディング、1月よりリリースイベントツアー、4月1日発売となりました。


 ――それでは、楽曲について順番にお聞きします。まずはリード曲「Woman」について。作曲・編曲の藤村のりおさんに伺います、この曲の発想、制作過程はどんなものでしたか?


藤村:いつもそうなのですが、まず作りたい曲のイメージから考えています。色というか、匂いというか。今回、お話をいただいたのが9月ごろだった気がしますが、発売は春ということで、春をイメージして、何か新しいことを始める、動き出す、一歩踏み出す、色はピンク!みたいなイメージで取り掛かりました。


――これまでの提供曲のどれとも違う、新しい展開の曲と感じました。その辺りの意識は?


藤村:イメージからですが、新しい一歩みたいな大まかなイメージがあったので、自分が作ったことのないような曲を作りたいという思いは少なからずあったと思います。でも、自分の中で絶対に譲れない、ポップさ、耳に残るとか、口ずさみたくなるというか、そういったメロディーだったりリズムだったりは、大切につくりました。


――ストリングスがとても印象的です。また、サンバのリズムやスペースの多い感じのアレンジも印象的でした。メロを先に作られたのか、アレンジのイメージがまずあってトラックを作られていったのか


藤村:自分はいつも、メロ先です。そこから、イメージを膨らましアレンジしていく感じです。いつもは、いろいろな楽器を重ねて、壁のように隙間なく作っていくのが好きなのですが、今回は色々足してみた後で、何か違うと感じました。新しい一歩っていうのは、不安もとても多くて、そこから色々隙間を埋めていく、という感じを出したかったというか。なので埋めずにとっておこうと。


――ボーカルレコーディング、ミックスダウンについて


藤村:今回初めてレコーディングから参加させていただきました。まず、とても楽しかったのと、みなさんとても聴き込み練習をしてきてくださった感じで、驚きました。パート分けも特に考えずに挑んだので、皆さんそれぞれフルコーラスを歌っていただいたので時間も使ってしまいすみませんでした(^_^;) ミックス時にもその中から誰のパートを使うかかなり悩みました。ただ今回のレコーディングで、みなさんのそれぞれの個性もわかったので、今後また機会あれば、その個性をもっと引き出せるような曲を書けるような気がします!


――最後に、ここを聴いて欲しいというところはありますか?


藤村:Star☆Tさんの歌声を聴いていただければ十分です!


――清水さんにお聞きします。楽曲を聴かれた時の印象は?


清水:「Woman」のデモが送られてきた時は、予想外というかいい意味で裏切られたというか「こうくるか!」という印象でしたね。ジャンルなどの制約はせずに依頼しているので、リード曲は藤村さんの得意なゾーンで来るかなと思っていたので。まあでも藤村さんはこれまで提供いただいた楽曲も幅が広いので、ある意味では藤村さんらしいとも思いました(笑)。予想を超えてくるとというらしさも含めて。なので、いわゆるアイドルらしい沸き曲ではないですけど、これまでのStar☆Tにはない曲ですし、新しい挑戦としてこの曲をリード曲にすることに迷いはなかったですね。


――今回も前作に引き続き作詞はすべて清水さんがやられてますね


清水:基本的には私は楽曲制作には関わらず(あるいは1曲くらいにして)プロデューサーとして俯瞰で全体を見たいと思っているんです。前作「ご当地ソング」は全曲ご当地ソングというコンセプトだったので、作詞を他の方にお願いするのは難しいという判断でカバー以外の3曲すべて私が作詞しましたが、本作はそういう縛りはないし、シングル3曲の統一のテーマのようなものも設定しなかったので、本来なら地元の人に作詞をお願いする、バリエーションを出すためには3曲それぞれ違う人に依頼するってのがStar☆Tのスタンダードだったと思います。


じゃあなんで3曲とも自分で作詞することにしたのか?実は、、、藤村さんと深井さんの曲なら作詞やりたいなって思っちゃった、というのが答えです(笑)。プロデューサーよりもクリエーターの気持ちが強く出ちゃった。全体のプロデュースとしてとかは考えずにシンプルに“やってみたい”と。藤村さんの「私だけの夢」の作詞は朝空詩珠紅本人で私もサポートしたんですがいい詞ができた手ごたえがあったし、深井さん曲は評価いただいている「2021」の次曲になるし、そういう意味でも自分でやりたいなと。


――「Woman」の作詞について。“女性”をテーマにした理由は?


清水:今回は事前のコンセプトはありませんので、音源デモを聞いてから詞の方向を決めていこうと思ってました。先にあれこれ考えないようにして。なのでデモの初聴ってとっても大切なんですよね。先入観を持たず、なるべく素で聴くようにして。いい加減に聴くと色々考えちゃうんです、で耳って制度化されやすいので、一度イメージが付いてしまうとそれがなかなか拭えなくなってしまう。デモを2回か3回聴いて、もうそれ以上は聴かないようにして。


「Woman」のデモを聴いた時は(まだ「Woman」というタイトルは付いてないですが)、やっぱりストリングスの印象が強くて、ふっとSMAPの「Dear Woman」という曲に繋がりまして。「♪ようこそ日本へ~」って曲ですね。そこからジョン・レノンの「Woman」もその向こうに見えて。ああ、女性をテーマにしようって思って。藤村さんにもデモをもらった最初の返事で「女性をテーマにしようと思いますが、、、」って言ったと思います。だからこの曲はタイトル先ですね、まずはタイトルを「Woman」にすることを決めてしまった。


それで、「Woman」がつくタイトルの曲ってたくさんありそうだなって思ってちょっと調べたんです。どんな内容の傾向があるだろうと。確かにたくさんあったんですが、大きく2つに分かれてて、男性の側から見る女性賛歌的な、女性は偉大だ的なものか(SMAPDear Woman」もジョン・レノン「Woman」もこっちの系譜ですね)、もう1つは女性が歌うことが多いんですが、女の情というか性(さが)というか、どろっとした女の情念的な内容か(演歌のイメージですけど、ロックポップスでも案外こっち系の曲も多いです)。そのどちらかって感じで、真ん中がほとんどなくて。


なので、どっちかに偏るのは嫌だなと、どちらも内包して全部ひっくるめての女性を描きたいなと思って。でもそれってすごく難しそうだなぁと、一旦ページを閉じた(笑)。10月末か11月頭くらいにデモをもらいましたが、2~3週間手をつけずに頭の中だけで転がしてました。福岡遠征と台湾遠征もあったりして忙しかったこともあって。


――実際に書き出したのは、、、?


清水:11月も終わりに近くなってもうやらないととなって、ババッと書きました。頭の中で作り上げて一気にという感じではなく、ふわっとイメージだけでフレーズなんかが出来てるわけでもなく、サビをちょっと書いて、Bメロもちょっと書いて、Aメロも書いて、、、と少しずつ全体を埋めていって、それからいろいろ言葉を入れ替えたりして、パズルみたいにはめていった感じです。なにか女性に関する名言を入れるのはどうかなって思って調べたりとか。「しなやかに」「たおやかに」「はなやかに」とか羅列してとか。フランス語入れてみようとか。


――強いメッセージ性がある歌詞ですよね


清水:系譜は前作「ご当地ソング」に続く社会的なメッセージソングだと思います。ただ「ご当地ソング」ははっきりとしたメッセージの芯がありますが、「Woman」はそういうわかりやすいメッセージ感というのはないので、聴く人にわかってもらえるかな、、、という不安はありました。


女性解放の名言をインサートしていいのか?とか、ジェンダーレスとかLGBTがクローズアップされてる時代に“女性”をテーマにすることの矛盾ももちろん考えましたし。男女同権がまだまだ進んでないことは(特に日本では)歴然ですが、ステレオタイプにそれだけを一方的に主張するやり方には違和感がありますし、逆に巷にあふれる“女性の恋愛観はこれ”とか“気遣いのできる女性はモテる”的な無自覚な情報発信にもやっぱり違和感がある。その曲をアイドルグループが歌うことで発生する意味もあると思いますし。


「原始、女性は太陽だった」は平塚雷鳥の言葉、「人は女に生まれない、女になるのだ」はボーボワールの言葉ですが、ボーボワールの言葉は女性差別に関する告発ですよね、元々はそういう発言だったわけですが、現在、特に日本では女性肯定のいい言葉に受け取られている感もある。読み替えているというか。「Woman」の中でもあえてそういうミスリードしてますし。


なので、メッセージソングと言いつつ、1つの明確なメッセージがあるわけではなく、聴く人に委ねるというか、それぞれ感じとって欲しいとしか言いようがないです。リリースイベントの時の曲紹介でも「○○な曲です」って説明がなかなかできなくて。「女性賛歌です」でもないし「女性の権利向上を」でもないし「女性らしさを歌います」でもない、一言で説明することができないんですよね。なのでしいて言えば「この曲何が言いたいの?」って感想が正解です(笑)。でもそこから聴く人それぞれで解釈をしてもらえればいいかなと思ってます、女性について、性差について、またそこから見える社会やまわりやご自身について考えるきっかけになればいいかなと。


最後に豆知識的な情報を。2番後のリフのフランス語は歌詞カードにも訳は入れませんでしたが、平塚雷鳥ボーボワールの言葉のフランス語に「C‛est la vie それが人生さ!」をくっつけたものです。


後半「ドッペルゲンガー」「私の好きな人には、好きな人がいる」について はこちら


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【楽曲解説】プロデューサーによるStar☆TSOLO10プロジェクト楽曲解説その3(近藤実希「この世界にソウルを放て」、和久田朱里「Summer Glow」、浜川一愛「はつこい」、瑠果「Dream it, Wish it, Do it! ~夢見ろ・望め・実行せよ!~」)

メンバー10人が豊田ゆかりのアーティスト10組とタッグを組んでソロ曲10曲を制作したStar☆TSOLO10について、各楽曲について、制作者のみなさんにお話しを伺いました。その3。
Star☆TSOLO10特設ページ(制作者プロフィールほか) http://star2t.com/solo10.html
Star☆TSOLO10配信サービス一覧 https://linkco.re/57P07ZuX

― 続いて、近藤実希「この世界にソウルを放て」制作の清水Pです。
清水:今年の2月に発表したシングル「ご当地ソング」をどういう方向性でいくか検討するため、昨年後半色々最近のJ-POPを聴いてたんですが、その中にtofubeatsさんがありまして、個人的にもとても気に入りまして。
これまでは基本ロック系で、ディスコとかEDMとかほとんど聴いてこなかったので、Star☆Tの曲を作る時もキック(バスドラム4つ打ちの曲は作ってこなかった、というか作れなかったんですね。でも、tofubeatsさん聴いたら4つ打ちリズムがスーッと体の中に入ってきたというか(笑)、「あ、4つ打ち作れそう」ってその時冒頭のフレーズをぱぱっと作ったんです。「ご当地ソング」には私の曲収録予定はなかったので、途中まででほってあったんですが。で、ソロプロジェクトやることになり、あの曲やりたいなと。いつもなら私はなるべく曲作らないで済ませたいんですが、今回は珍しくあの曲を完成させたいって思いまして、10曲の中にこそっと入れて(笑)。
でも、これまでに作ったことのない新しい挑戦ではあったんですが、いつもの悪い癖で、作ってる内に段々ファンクっぽくなってきたんで、これはプリンスを聴かねばと古いCDを引っ張り出したりして…、冒頭のギターは完全にプリンスの「KISS」ですね、もうそれがやりたいだけという(笑)。GENTさんに「KISS」そのままで入れてくださいって。結局なんとなくノスタルジックな感じが出ちゃいましたね~。
― ギターはGENTさんが弾いてらっしゃいますね。
GENT:最初にデモをいただいたときに、ワウのギターをお願いしますっていう依頼だったので、まじか!って少し焦りました(笑)。ステージで動き回りたい僕は滅多にワウなんて踏まないので、だいぶ練習しました(笑)。でも普段やらないことが出来たのでこれもいい機会になりました。
それで、たまたまなんですが、カッティングの歯切れのいい音が出るように僕のESPの白いギターにピックアップのタップスイッチをつけて改造したタイミングでこの曲をレコーディングしたので、よりいい感じのサウンドで録れたと思います。
― ボーカルについて
清水:オーディションで、6期生からは近藤実希と瑠果が残ったんですが、この2人はこれまでパートソロの経験もなくて未知数だったんで、組み合わせは私と菊池さんで担当しようと思いまして。で、この曲が歌えそうな張り声系の近藤を私が担当して、瑠果を菊池さんにお願いして、という決め方をしました。
始めてのソロレコーディングで大分緊張してましたね、下ハモとか苦労してました。でもいい意味で粗削りな感じが出せたんじゃないかと思います。ところどころダブルっぽくするとか深井さんも色々ミックスで工夫してくれてますね。最後のファルセットは本当は地声で入れて欲しかったんですがレコーディング時に出ないってなって…ライブでは出るようになるように期待してますよ。

― 続いて、和久田朱里「Summer Glow」制作の木蓮堂 正木さんです。
正木:今回初の個人アテ書きということで、まず他のメンバーの楽曲との差別化をどうするべきかと考えました。今までの制作では、全体のコンセプトがあったり、以前とは違うものをと言う、ざっくりしたイメージがあってのスタートでしたが、ソロ曲であり、そういう意味では、他の誰とも違うものを出さなくてはいけないなと思いました。
あかりんは、最年長で、リーダーで、最古参でもあるため、ファンの皆さんが持っている固定されたイメージもあるでしょうから、それを壊さずに、なお新しい側面が出せないかと考える中で、あかりんとはいったいどんな女性なんだろうと、和香と深く語り合いました。
そんな中で、まず大人というキーワードは必要だろうと言うことになったのですが、いくらメンバーの中では最年長とは言え、私たちにとっては娘と言ってもおかしくない年齢のため、父親のような気持から“セクシー番長”路線はやめさせようと言うことになりました(笑)(本人も“私の水着姿には需要がない”と言っていましたが、それは謙遜かと….)。本当はユーロビートやソウルと言った、ディスコ曲で番長っぷりを披露とも考えたのですが、そのあたりは今回初参加のEmiliowlさんや、絶対ダンスミュージックでくるでしょ?というTUT-1026さんとかぶったら、正直かなわないなと言うのもあって、早々に却下となりました。
そして次に出てきたのは、ドライビングミュージックと言うキーワード。
コングラやモノクロのMVの中でも、あかりんが車の運転をしているシーンがありますし、Star☆Tのメンバーの中では、唯一そんなイメージがあるのではないかと…。それと、配信限定リリースではあるが、MVは制作するということだったので、他のメンバーとは違った雰囲気が出せると言う狙いもありました。
歌詞の内容に関しては、相当深い討論を和香としたのですが、長くなるのでそれは別の機会に…。簡潔に言えば、いつも一緒にいないと不安になる二人が、お互いを信じ合って、会えない時も信じ合えるように、二人で階段を一段昇る話です(ハローグッバイや、二人の散歩道に出てくる恋人同士が、ずっと仲良くいられますようにと言う願いを込めています)。
― ボーカルレコーディングについて。
正木:あかりんの音域は比較的低めで、そういう意味では和香もイメージしやすかったのではないかと思います。あかりんにも「低い曲をありがとうございます」と言われましたが、今までの楽曲では随分と苦労していたのかな?(笑)きっちり練習して来てくれて、頑張って録音してくれました。
余談ですが、低めのキィに設定したことで、仮歌録音時に和香のボーカリスト根性&ハモラー気質に火がつき、結果多重コーラスをパートをいれることになりました。イメージはまんま山下達郎さんです。
このパートのレコーディングに関しては、ボーカルトラックが完成してから、後日実費でVoxBoxスタジオを押さえ、コーラスをすべて録音し直すという和香としては珍しい気合いの入れっぷりでした(笑)(自分たちでコーラスパートを歌ったのは、実は今回が初めてでした)。
― 曲の聴きどころを。
正木:80年代シティポップが再評価されていますが、そのど真ん中を狙いました。当時を知っている人たちは“ニヤリ”とし、知らない人は“新しい”と感じてくれたらと思います。良い意味で、あかりんの新しい一面が出せたのではないかと思っています。
― 告知などありましたら。
正木:大きなイベント出演などは当面ありませんが、今年こそは自分たちの音源を制作したいと思っています。Star☆T共々、木蓮堂もよろしくお願い致します。


― 続いて、浜川一愛「はつこい」制作の仲村屋さんです。
仲村屋:ちなりちゃんとはレコーディングまで面識がありませんでしたので、ボーカルレッスンで会う機会のあったあかりんや、しずく、みきから人となりや、メンバーから見た歌唱力などリサーチさせてもらっていました。また、出来るだけちなりちゃんが歌いたくなるような曲にしようと思っていたので清水さんを通して、ちなりちゃんが好きなアーティストや曲なども伺いました。後にも先にも「ソロデビュー曲」は一生に1曲ですので、等身大の気持ちで歌える内容を、という思いから「初めての恋」を題材に制作しました。
― ボーカルレコーディングについて。
仲村屋:レコーディングは、驚くほどスムーズに進行できました。練習段階の歌唱を事前に送っていただいた時点で、楽曲の内容を良く理解してくれているのが伝わってきたし少ない練習期間で、良く歌いこんでくれているのも伝わって、素直に提供しがいがある子だなと嬉しく感じました。レコーディングでは、「試しにこういう歌い方もしてみて欲しい」というディレクションもさせてもらってすぐ対応できたちなりちゃんに、今後の伸びしろを感じました。大胆にも、繊細にも歌える子なので、これからもいろんな楽曲で活躍して欲しいです。
― 曲の聴きどころについて。
仲村屋:清水さんからは「好きに作ってもらっていい」ということでしたので仲村屋といえば「ピアノサウンド」にしたいと思い派手なアレンジにはせず、ピアノと歌のみのシンプルな構成で制作しました。10代の今だからこそ残しておける、ちなりちゃんの瑞々しい感情を、歌声から感じて欲しいです。
清水:仲村屋さんは「メロウ」の時に「ムーンライトパレード」を提供いただいて、でもアイドル曲をという要望にちょっと無理させちゃったかなという気持ちもあって、今回はこれぞ仲村屋というシンプルなピアノバラードをいただいて、やっぱりいいなぁと。
ソロ曲作ってくださいっていうとバラード曲作る人が多いかなぁなんてのは全くの杞憂で、最終的にはバラードは仲村屋さんのみだったんdすが、まっすぐなバラードが1曲入って、10曲全体も締まったなぁと思います。浜川は、今まさに成長株ですね、「ご当地ソング」収録の「私たちの散歩道」でも初めて落ちサビをソロで歌ってますが、その時からもさらに成長してると思います。アップテンポの曲も力強く歌えるようになって欲しいですね、ライブで歌う機会を増やしていきたいなぁと思っているところです。
― 告知などありましたら。
仲村屋:この度、ありがたいことに第一子を授かりましたので、仲村屋は年内で産休・育休に入らせていただきます。仲村屋としてのライブ出演は難しくなりますが、今後もご縁があればStar☆Tの皆さんに楽曲提供で関わっていきたいと思っているので引き続き、母子ともに変わらぬ応援をよろしくお願いします。

― 最後は、瑠果「Dream it, Wish it, Do it! ~夢見ろ・望め・実行せよ!~」制作の菊池卓也さんです。
菊池:ソロプロジェクトのお話について、当初の計画のお知らせにて松中とともに把握しておりました(10人ほどのソロ、と)。清水Pとしては共同での制作を念頭に置かれておられたようでしたが、「キミシカイナイ」の件で上述したように、松中自身がほぼ曲を形に出来る状態でしたので、僕は別で動こうかと何となく考えていました。ちょうど5月の年度末打ち上げの時にその旨をお伝えした際、快諾いただいた(やや強引だったかも…笑)ということで、ソロテンの名前が付いたように思います。
瑠果さんについては、レコーディングやソロなどの経験がほぼ無い状態とのことでしたので、歌い上げる曲というより、サウンドとボーカルが相乗効果になるような曲が良いなぁと思い、去年の牧野凪紗さんソロでソウルっぽい曲を作ったように洋楽的な曲を作ろうとはぼんやりと考えていました。
そこで瑠果さんよりご挨拶の連絡をいただいた際、
菊「テイラースウィフト的な洋楽っぽい曲を考えていますが、どんなジャンルが好きですか?」
瑠「はい!Jポップが好きです!」
菊「…(汗)分かりました!混ぜ合わせた感じで作ります!」といったやり取りがありました(笑)。
最初はコッテコテの歌謡曲にしようかとも思いましたが、瑠果さんのイメージに合う曲…他の方がまずやらないであろう曲…できれば洋楽的な…頭の中で色んな音が出ては消えたりして時間が経っていきました。
最終的にオシャレとかカッコいい曲!というよりも旅や挑戦や成長、チャレンジしていこうぜ!感の野生的な曲が浮かび、そこからはパッと曲が出来上がりました(それでも遅めでしたが…汗)。
上記のイメージをお伝えした上でデモをお送りしたところ、次の日には歌詞の素案が送られてきてビックリしました。なんて早い…!
数日後には自身で手直しされ曲名まで付いたほぼ完成形の歌詞と仮歌が送られてきて、清水Pも「手直ししていません」とさらにビックリしました。
清水:客観的に見てどんな曲を作るのか予想がつかないのは菊池さんと私だと思うんですが(笑)、この曲もちょっと想像できなかったですね。「ファンタジーモリーズ」「赤く塗れ、焔を焦がせ」等々ポップスを一旦ばらして再構築するようなそういう境地に菊池さんが入ってきているような。でいてポップスとして聴きやすい。今回の10曲は配信時アルバムとして登録したので曲順を決めたのですが(この楽曲解説が曲順どおりとなってます)「この曲が最後だな」というのはすぐ決まりました、間に入ると多分あとの曲が負けちゃうなぁと。
― ボーカルレコーディングについて。
菊池:瑠果さんはとても緊張している様子でした。他の方の曲が割とスッとレコーディングが進んでいった中で、ディレクションに時間がかかることを想定して一番最後に録音させていただきました。出来るだけ瑠果さんの歌詞を崩さず、パートの入れ替えや字余りなど軽く変更した程度でほとんどは彼女自身が歌いながらフレージングを作っていった感じです。その際にオペレーターの深井さんや清水Pも一緒にアドバイスや指示などをしていただきとても心強かったです(“Bustle”を“バステル”と歌っているのはココだけの話です(小声)造語的なイメージで敢えて変えませんでした)(笑)。
バックコーラスは当日に「こういう音程で歌って!」などとなかなかムリを言いましたが瑠果さんも粘り強くチャレンジしていただき、個人的にはあっという間に終わった!と思ったら2時間くらい経っていました(笑)すみません…。
清水:朝空曲のところでも言いましたが、この曲の歌詞については本当にあっという間に本人が書いてきまして、手直しは全くしてません。譜割りがちょっと強引かなぁというところもありましたが、角をとって丸くしてしまってもなぁという気持ちもあり敢えて直さなかったのでレコーディング時には菊池さんにも手間をとらせました(汗)。でもそういうゴツゴツ感も曲と合ってて…といい風に取ってもらえればです(汗)。
― 曲の聴きどことについて。
菊池:世界を冒険しながら成長していく…その過程を曲に押し出してみました。瑠果さんのソロやStar☆Tでの経験、というダブルミーニングでもあります。雰囲気を出すためバックでマーチングドラムがずっと鳴っています。歌がメインのソロ曲ということで長い間奏は無く3コーラスというちょっと変則的な構成です。
Aメロは砂漠や王国、北方など世界音楽的なものを(安易に)取り入れたサウンドです。バックサウンドの鳴り物やパーカッション、コーラスも雰囲気に合わせて変えています。
Bメロは落ちメロ含めた難しいパートかと思いますが、音数を少なくして旅の過酷さや苦難をイメージしています。
サビは一気に開放感が溢れ出していきます。コーラスもいわゆる上下ハモりだけではなく、コード音をなぞったアカペラ的なコーラスをチャレンジしていただき入れてみました。広い世界を旅しているイメージが伝われば幸いです。
僕は曲は作りましたが、題名や歌詞、フレージングはほぼ瑠果さんが作り上げたこともあり、共同プロデュースという形でクレジットに入れさせていただきました。ありがとうございます。

― みなさんありがとうございました。最後に改めて清水Pからみなさんにメッセージを。
清水:10人のソロ10曲を一斉に作るというかなり無謀なプロジェクトでしたが…無事に発表できて感無量です!本当にいろんなジャンル・タイプの曲が揃って、どの曲も高いクオリティがあって、アルバムではないですが10曲通して聴いても楽しめるオムニバスになったなぁと。楽曲提供いただいたみなさんには本当に感謝してます。個人的にはStar☆Tのこれまでで一番好きですね、趣味的に。アルバムだとトータル的なことを考えてしまいますが、それがない分、それぞれ自由に好きなように制作いただいたのがいい方に出たのかなと思います。
もちろん、メンバーの歌唱力も上がってきていて、ソロを歌えるメンバーが揃ってきたということもあります。ライブ沸きする曲は少ないかもしれませんが、生活の中でふっと聴いてもらえるといいなぁと思います、好きなアイドルの曲としてだけでなく楽曲としても。そういうことも含めての配信限定なので。
それと、ミュージッククリップも10曲全部作っていく予定ですので、こちらもどうぞお楽しみに。
Star☆Tともども、楽曲制作いただいた豊田にゆかりのアーティストの方々についてもこれからも応援よろしくお願いいたします。

楽曲解説その1(全体について、松中啓憲 牧野凪紗「キミシカイナイ」、嶋﨑友莉亜「Escape」)
楽曲解説その3(近藤実希「この世界にソウルを放て」、和久田朱里「Summer Glow」、浜川一愛「はつこい」、瑠果「Dream it, Wish it, Do it! ~夢見ろ・望め・実行せよ!~」)
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