【楽曲解説】アカルイツナグミライ 収録曲「ことば」楽曲解説&歌詞掲載

クラウドファンディングによる音楽CDプロジェクト「アカルイツナグミライ」Star☆T参加曲「ことば」の楽曲解説、歌詞を掲載します。鑑賞の参考にしてください。

―「ことば」の作曲を担当、そしてこの音楽CDプロジェクト「アカルイツナグミライ」の発起人でもある深井勇次さんよりコメントです。
深井:まず、Star☆Tのファンの皆様、本当に多くのご支援を頂きありがとうございました!皆さまのお力が無ければこのプロジェクトは成功して無かったです。
心より感謝申し上げます。

実は今回提供させて頂いた曲はシングル「Woman」制作の時にやりたかった曲です。コンセプトと外れてしまった為寝かしていたのです。
「ことば」は元々過去に作った曲をリアレンジしていくところから始まりました。
アレンジを進めていく中でどうしてもイメージ通りにならなかったので、自分のイメージを金井氏に伝えてアレンジをお願い致しました。

Star☆Tの楽曲はアップテンポやバラード等、本当に多くのジャンルがあるのですが、お客さんと合唱出来るようなほんわかした曲を作りたく今回の楽曲となりました。
アレンジャーの金井氏も、作詞の清水Pも、Drのとし君も、AGのはるこうべ氏も、自分の抽象的な意見だけで見事に汲み取って頂き本当に良き音楽が完成出来ました。

過去のStar☆Tの楽曲のレコーディングもさせて頂いているのですが、おそらく今回初めてほぼ生楽器録音でのオケとなっておりますので、それも含めてお楽しみ頂ければと思います。

―続いて、アレンジそしてベースも担当されたカナイヤスヒロさんのコメントです。
カナイ:深井氏から編曲のお話とデモ曲を頂き、先ずは曲のイメージの打合せ。程なくして歌詞入りのデモ曲を聴くことができました。

何度か聴き終えて湧き出た
「主人公の願いを叶えてあげたい。救いたい。」
そんな気持ちが原動力となり、作業に取り掛かった事を覚えています。

最初の印象で淋しげな雰囲気を感じていたので、コード伴奏の見直し。
マイナー調をただメジャー調にするのではなく、淋しげな気持ちはあるんだけど焦がれているような…そんなバランスに注意しながらコードを付け替えました。

作曲された深井氏のイメージも練り込みつつ、サビに入って熱量が上がる様に、
作詞をされた清水Pさんの「ことば」がStar☆T皆さんの歌声に乗って、どこまでも遠くに遠くに届く様にと、そんな表現を目指しました。

「ことば」の届いた皆様の手拍子と歌声が合わさった時、
この曲の編曲が完成なのかも…と、この文章を書きながら思いつつ、
その日が来るのを楽しみにしてます。

―最後に作詞を担当した清水Star☆Tプロデューサーよりコメントです。

清水:まずは、このような貴重な機会に声をかけていただいた深井さんに感謝します。Star☆Tも4月から一切のライブができなくなって、本当に途方に暮れていました。でも何かをしなければいけない、と思っていた時にこのお話をいただき、すぐに「参加します!」とお返事した次第です。特に、アイドルグループではなく、東海地区で活躍されるいろんなアーティストさんと一緒に参加できたことに大きな意義を感じています。

深井さんより、楽曲のデモテープをいただき、詞のテーマはずばり「アカルイツナグミライでお願いします!」とのことでした。
曲がとってもシンプルで(デモの方が完成形よりメロディの音数も少なかったと思います)、ふっとブルーハーツが思い浮かびました。シンプルなメロディに童謡ともとれるストレートな歌詞を乗せるのはどうかと。そこに“今”のメッセージを込めたいと。

現在も進行中の一連のコロナ禍は、新型コロナウィルス感染症自体が社会に与えたダメージももちろん大きいですが、私は、それによって社会の歪みや暗い部分があらわになってしまったダメージも相当に大きいと思っています。SNSにとどまらず現実社会においても○○警察とか、感染者に対する差別などの場面で様々な憎しみの言葉があふれています。
Star☆Tでも、3月中はなんとか対策を取りながらライブ活動をするなかで、かなりひどい言葉、誹謗中傷をメールやSNSなどでもらいました。そのほとんどは事実誤認や腹いせ、鬱屈した気持ちのはけ口として書かれたものだと想像できました。
ただ、一方で、会えない人への連絡や、医療関係者への励ましなども(そしてStar☆Tへの応援もたくさんいただきました)、同じ言葉であり、言葉によって救われた人も本当にたくさんいたことも事実です。
そういうリアルな今の感覚として“ことば”という歌詞をかきました。

曲自体の温かさもあって、ほんわかした歌の印象が強いとは思いますが、それだけではない意図も含めています。この歌の主人公は、憎しみの言葉をSNSに書き込んでいる、張り紙をしている、差別をしている、心の拠り所がない、止める人もいない、不安な気持ちでいっぱいの、そういうことをしないわけにはいかない人だと思って詞を書きました。
おばあちゃんや友達や先生とは今はもう会えないのは現在の状況ともとれますが、昔の友達とは縁が切れてしまった、二度と合わないと決めた、先生やおばあちゃんはもう亡くなってしまった、のかもしれません。一方、笑いあえる友達も叱ってくれる先輩も恋人も今はまだいない。主人公はコロナ禍だからではなく、これまでも、そしてもしかしたらこれからもずっと孤独なのかもしれません。 
それでも、誰かに、何にもみないで自分で考えた、正直な、読んだ人が幸せになることを願う、そんなことばを、きっと届くと信じて、紡いで伝えて欲しい。 そこから始めて欲しい。
Star☆Tはそんな孤独を抱えている人たちにこそ、この歌を、このことばを届けたいと思っています。

ライブでも歌っていきたいと思ってますので、ぜひ、一緒に手拍子しながら口ずさんでもらえたらうれしいです。

「アカルイツナグミライ」収録曲等についてくわしくは → https://star2t.blogspot.com/2020/08/cd92-8.html
音楽CDプロジェクト「アカルイツナグミライ」ページは → https://camp-fire.jp/projects/view/259684


ことば
作詞:清水雅人 作曲:深井勇次 編曲:カナイヤスヒロ

よく遊んだとなりのあの子
ほめてくれた先生
いじめっこの嫌いなあいつ
やさしかったおばあちゃん

みんなみんな今は もう 会えないけど

笑いあえる友達
叱ってくれる先輩
心通わす恋人
名前はまだないわが子

みんなみんな今は まだ 会えないけど

とどくかな いま伝えたいことば
何にもみないで考えた
さあ飛んでゆけ ことば ことば
愛しいあの人に

受け売りも 嘘も 傷つけ合いも
励ましも 夢も 歌も ぜんぶ言葉だから

とどくかな いま離れていても
何度も何度も書き直した
お月様に 読んでみたら
涙がこぼれたんだ

とどくかな ことば ことば
あなたが幸せになるように
正直な ことば ことば
会えないあの人に

ラララ…

いつまでもねがう
アカルイツナグミライ