楽曲解説対談映像こちら → https://youtu.be/ANu3U_h_UwQ ※ここで記載されてない話もいろいろ話しています。お時間のある方は映像の方もどうぞ
各曲ボーカル割振り表、「好きじゃんね。」標準語・ミックスコール入り歌詞こちら → http://star2t.com/gotochisongsiryo.html
和久田:みなさんこんにちは!Star☆T恒例のプロデュ―サ―による楽曲解説です。これまでは文字のみでサイト掲載してきましたが、今回は対談風景を映像でも配信します。今日は2019年2月22日、豊田市駅前にて開催したToyota Citizen Music Park~豊田市民音楽広場~に松中啓憲さん、菊池卓也さん、GENTさんがゲスト出演してくれまして、そのライブ終了後にCD制作の打ち上げも兼ねて対談をしています。
参加者をご紹介します。Star☆T8thシングル「ご当地ソング」プロデュ―サ―の菊池卓也さん、松中啓憲さん、清水雅人さん、そして収録曲全曲でギターを弾いているGENTさんです。司会進行はStar☆T総リーダーの和久田朱里が行います。
清水:これまでの楽曲解説は実はなんちゃって対談でメールのやりとりだけでそれっぽく作ってしまってたんですが、今回はちゃんと対談です(笑)。文字起こしして、これまでどおりサイト掲載もしますが、映像も公開しますのでそちらもどうぞお楽しみください。
シングル「ご当地ソング」制作経緯について
和久田:早速ですが、まずはシングル「ご当地ソング」の制作経緯を清水P教えてください。
清水:Star☆Tは概ね1年に1枚のペースでCD発表しているんですが、昨年は初フルアルバム「メロウ」を作りまして、手前みそで恐縮ですが、思いのほかいい出来だったと、満足してまして(笑)。なので、その次のCDをどうするかというのは結構悩んだんです。今年1月の名古屋ReNYという大きな箱でのワンマンライブ時の企画で、楽曲制作者の方には大変申し訳なかったのですが、ファン投票楽曲ベストテンをやりまして。
菊池:発表の現場にいたんですが、結構思いもよらない結果もありましたね。
GENT:私も菊池さんと一緒にいましたが「『コングラチュレーション~希望の鐘の音~』が多分1位ですよね」なんて話してたんですよ。そしたら5位でしたもんね。
清水:10位以内の内7曲がアルバム「メロウ」からの曲でした。直近の曲なのでステージでやる回数が単純に多いというのももちろんありますが、でも、アルバムが評価されてなかったらベストテンに古い曲が並ぶ可能性だって十分あったわけで。かっこいいことを言うと、“最新作がベストです”って思ってるわけじゃないですか、音楽雑誌インタビュー風に言うと(笑)。みなさんにちゃんと受け入れられたという意味でも、いいアルバムが作れたなっていう満足感はあったんです。
なので、次のシングルで路線を踏襲してだと、規模が小さくなっただけになっちゃうなと。何か新しい挑戦、新しい方向を出さないと意味がないなって考えてまして。
一方、豊田おいでんまつりテーマ曲の「おいでん」をいつかカバーしたいなと前々から思ってたんです。毎年7月に開催されるおいでんまつりにて市民みんなで踊る曲なんですが、30年くらいの歴史があって、もうお祭りの曲という域を超えて、豊田市民なら必ず知ってる市民歌みたいな曲なので、ご当地アイドルとしてはカバーやりたいなと。ただ、昨年のおいでんまつりが第50回だったんですけど、区切りで大幅なリニューアルがあるかもという噂もあって、もしかしたら「おいでん」やらなくなる可能性もあるかなとちょっと推移を見守ってたんです。でも、基本的には継続、おいでん踊りも続けていくってなったので、それじゃカバーやろうと。
菊池:昨年の5月に時点で、「おいでん」のカバーやりますって言ってましたよね。
清水:はい、なので「おいでん」のカバーをやるってのがまずあって。で、そう思うといわゆるご当地ソング久しぶりだな、しばやくやってないな、と。振り返ると「おいでん2015」以来やってないんです、それまではCD1枚に1曲はご当地ソング入れてたんですが。
和久田:“2015”ってタイトルについてるくらいですから4年前ですもんね。
清水:それなら、「おいでん」カバー以外の新曲もご当地ソングにして、4曲すべてご当地ソングのシングルにしてしまおうと。
さらにもう一方なんですが、松中菊池コンビにはデビュー以来から楽曲提供いただいているんですが、シングルのリード曲って3枚目の「変わるもの、変わらないもの」以来お願いしてないんですよね。
松中:特にリード曲だから、リード曲じゃないからってのは気にしてなかったですよ。
清水:そう言ってもらえるとありがたいです。なので、次のシングルのリード曲は松中菊池コンビにお願いしたいと思ってて。で「おいでん」はカバーするなら今の音が欲しい、イメージとしてはEDM風、「ハイブリッドガール」の路線かな、それなら「ハイブリッドガール」アレンジしてくれた菊池さんにお願いする、ならいっそのこと収録4曲(シングルの収録は4曲まで)すべてサウンドプロダクツはお願いしちゃおうかと、トントントンとなりまして。Star☆Tはデビュー以来コンセプトとして地元の色んな方々からの提供楽曲でCDを作ってきたんですが、、、。
菊池:去年の「メロウ」なんて制作関係者10人以上いましたよね。
清水:作詞作曲で14人に関わってもらいました。だったら今回はその逆で、サウンドプロダクツは松中菊池コンビ、作詞は私のみでやると、関わる人数をギュッと絞って、そういう観点からも新しい挑戦をしてみよう、、、、と、もろもろギュギュっとまとめて、今回のシングル「ご当地ソング」の構想になったわけです。
菊池:昨年の5月に、なぁちゃんのソロシングルの曲の依頼と一緒に、Star☆Tの次のシングルはこういう感じでやりたいって話を聞きました。私が夏が全くダメで全然動けなくなってしまうんですが、なぁちゃんの曲は息も絶え絶えで作ったんですが(「赤く塗れ、焔を焦がせ」)、でも、あの曲もこれまでにない感じの、洋楽っぽい曲が作れたなってのもあって。
松中:いわゆる“アイドル王道”を外したいってのはありましたよね。
菊池:実は“アイドル王道”ってなんなのか、よくわかってないですが、、、。
清水:ぶっちゃけて言うと、ミックスコールが入りやすい曲、いわゆる沸き曲をって制作者のみなさんにはお願いしてきましたね、シングル「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」アルバム「メロウ」は。
菊池:昨年10月に清水さんと具体的にどういう曲を作っていこうかという打ち合わせをした時に、こんな感じにしたいという参考曲を何曲かいただきまして、それがことごとくアイドルらしくない曲ばかりで(笑)、音で言うとデジタルとアナログの融合というか。
松中:言っちゃっていいですか?清水さんからいただいた参考曲は、星野源さんとか、tofubeatsさんとか、米津玄師さんとかでしたね。
清水:はい、現在のJポップのトレンドの1つの方向というか、打込感と生音感のミックスというか、そういう最前線の音も意識したものにしたいってのはありました。アイドルジャンルの内だけのトレンドじゃなくて。まあアイドルジャンルもかなり多様化してきてて“アイドル王道”がなくなりつつあるとは思いますけど。
菊池:アイドルというよりアーティスト寄りの曲にしたいって思いを感じてました。でもどう思います?米津玄師みたいな曲を作れって言われたら(笑)。
GENT:多分ちょっと研究しますね(笑)。
松中:最前線でありつつキャッチ―さも欲しいって、かなりいっぱい要望があったなと(笑)。
清水:要望が多くてすみません、、、(汗)。
菊池:なので、色々な曲をYouTubeなどで聴いたりして、どういう曲にするのか考える、実際の曲作りに入る前にすごく時間がかかりましたね。
清水:あとは、バラードを1曲入れたい、もう1曲はお任せだけどノリのいい曲がいいかな、くらいをお願いしたと思います、10月の打ち合わせで。今回のお二人の分担みたいなのはあったんですか?曲ごとで割り振るとか。
菊池:いや、そういう割振りはしなかったです、最初の清水さんからの要望を松中にもそのまま伝えて、「どうする?」って聞いたら、「うん、うん、やるよ」って感じで。
松中:そんな風に言ったっけ?(笑)。なので、特に曲で割り振らずに、僕の方もまずは色々とトラックを重ねる作業から、、、という感じでした。
清水:時系列としては、10月に具体的な打ち合わせをしてお二人に4曲のサウンドプロダクツを依頼、曲のデモが12月に届きだして私の作詞、ギター入れが同時進行で、ボーカルレコーディングが年末12/26、27の2日間、ミックスマスタリングもお二人にお正月返上でやってもらって、1月10日頃にプレス入稿したという流れです。
��中略 これまでの松中菊池コンビ提供曲について等話してます 映像でお楽しみください)
「ご当地ソング」について
和久田:それでは、ここからは収録曲1曲ずつ解説していただきます。まずはリード曲「ご当地ソング」から。
清水:やっぱり一番産みの苦しみがあった曲ですよね、要望もたくさんしちゃいましたし。
松中:さきほど菊池が言ったように考える時間が長かったですが、方向が決まってからの実際の曲作りは3日間くらいでした。
和久田:へぇー、そうだったんですね。
清水:制作過程はどんな感じだったんですか?
菊池:まずは松中がざっくり曲を作って、そこから詰めていった感じですね。
清水:この曲はコードループしてますか?
松中:多少違うところもありますが、ずっと廻っている、繰り返されていく曲にしたいなってのはありました。
菊池:なぁちゃんソロの「赤く塗れ、焔を焦がせ」もコードループ曲で、こちらは明確にコードループさせてますが、「ご当地ソング」はそこまでは明確にコードループの曲でっていうつもりはなかったと思います。
松中:まず1コーラス作ったんですね、オケのベースというか色々トラックを重ねて雰囲気を作っていって。そこから歌メロを乗せてみたんですけど、それを菊池に聞かせたら「これじゃ覚えられないよ」って言われて(笑)。
菊池:ちょっとメロディが複雑だったんですね、難しくて歌いにくいなと。耳に残る5音のリフもイントロほか随所では使われてましたけど、サビメロではなかったですし。
松中:それで、僕が作ったベーストラックに菊池がメロディを乗せて。
菊池:イントロのキラキラした音は、当初インド楽器のシタールの音を使ってたんですが、途中で変えて日本の大正琴にして、ちょっと和風なオリエンタルな感じにしました。それは、、、この曲、特にメロディに関しては3つポイントがありまして、まず1つ目は、Aメロ等以外はペンタトニックスケールで作ってまして。
松中:マニアックな話ですね~(笑)。
清水:みなさんここでは解説しないのでググってください(笑)。
菊池:松中が「ペンタトニック」というアルバム出してますが、実はあのアルバムは、、、
松中:ペンタトニックスケールほとんど使ってない(笑)。
菊池:ペンタトニックスケール、日本だとヨナ抜き音階になるんですが、民謡などで使われている音階ですね、ドから始まると4番目のファと7番目のシが抜ける、「ご当地ソング」もそういう音階でメロディができてます。
清水:そうだったんですね、耳に残るリフメロもか、だから日本人の琴線に触れる。
松中:音楽的にもご当地ソングになってる。
菊池:だから「ご当地ソング」を音頭調でやっても違和感がないと思いますよ(笑)。
和久田:あー、なるほど~、本当だ。
菊池:サビは基本的にヨナ抜きの進行(ペンタトニックスケール)で進んでいます。曲のキーは転調などはせず、ずっとFメジャーなのですが、出だしがC(スケールのソにあたる音)から始まっていますので「ヨナ抜きじゃねーじゃん」という疑問が(万が一)あれば、このような説明になります(笑)。
サビの後半は、Dから始まるダイアトニックスケールで、まるでオクターブの音階練習のように下がり、また上がっていきます。最後はまたヨナ抜きとなり、一見複雑に聴こえても非常にシンプルなメロディ構成となっています。もしかすると、この辺りが(以前の対談と含めて)頭から離れにくいグルグル曲になっているのかなぁ、と個人的には感じています。
GENT:ギターでもペンタトニックってよく使うんですよね、即興でギターソロ入れるなんて時はペンタトニックで入れれば間違いがないというか。
菊池:もともとはジャズの技法ですね、それが日本ではヨナ抜き音階で、他にもいろいろ国や地域によって音階があるんです。沖縄の音階とかね。
そして、2つ目のポイント。今度はメロディのリズムなんですが、Aメロが4分音符で進むんです、ほぼ全部4分音符のみのシンプルなメロディから入って、Bメロでいきなり16分音符になり、サビは曲の元のリズムである8分音符、8ビートに戻るという構成にしてあります。それにサビが低い音から始まるってそんなにないんです。
松中:サビはトンと高いところにいって盛り上げたいって思いがちなんですが。
菊池:でもこの曲ではリフをサビメロで使いたかったので、そのためにBメロを16ビートにして、サビで戻ってくるような形にしたいなと。これは後付けですけど、清水さんがつけた詞は1日の話ですよね、朝が始まって、仕事や学校に行って、夜家に帰ってきて、また朝が来るって。曲も、Aメロの4分音符はゆったり夜明けで、そこからBメロで朝あわただしく動き出して、サビで昼間が来てって感じで、1日のスピード感、リズム感が表現できたかなと。
最後3つ目のポイントですが、この曲はっきりとした終止形で終わらないんです。私が作った曲で言うと「変わるもの、変わらないもの」なんかもそうなんですが、ルート音、キーのコードで終わらない、歌の始まりもキーコードで始まらない、メインリフのランランララランのメロディも最後の音がルート音なんです。で、そうするとどういう効果があるかというと、曲はメジャーキーかマイナーキーかに分かれるんですが、それがあいまいになるんです。メジャー感とマイナー感の間を曲が揺れ動くというか。軽快でありつつどこか哀愁がある、聴く人それぞれに印象を委ねる曲になっていると思います。
松中:そんな感じで2人でやり取りしながら、本当に半々で作っていった感じですね。
清水:音色も最初からあんな感じだったんですか?
松中:最初はもっとデジタル感が強かったですね。
菊池:もっとパフューム感が強かった(笑)。
松中:それで生音感は、GENT君や木曽君にギターを入れてもらったりして。
清水:アコースティックギター結構効いてますよね、印象支えてると思います。
GENT:でもあのアコギそんなに難しいことしてないんですよ、だからギターやる人はコピーしてみてください。
清水:アコギはアルペジオの1本?
GENT:アルペジオと16ビートのストロークの2本入ってますね。
菊池:この曲はギター2人でやってもらってます、GENTさんがアコギで木曽義明さんは、ワウ、 間奏の派手な感じのリフ、バッキングの重めのギター、クリーンギターなどを弾いてもらってます。ギタリストは本当は1人でやりたいって思われてるはずですが、嫌な顔せずにやってくれて。感謝してます。
松中:作詞はどうでしたか?
和久田:どっちが先だったんですか?詞か曲か。
清水:今回はすべて曲先で詞が後ですね。収録曲全部ご当地ソングにすることは決めてたんですが、内容は曲が来るまで決めなかったんです、先に内容決めちゃうとそれに縛られちゃうというか、幅が狭くなるなと、曲を聴いてから書きたいと。なのでデモの到着を待ってたんですがなかなか来ず(笑)。俺、レコーディングに間に合わせられるかなって(笑)。
曲の依頼をする時から、最前線のポップな曲にあえてご当地ソングな詞を乗せるというコンセプトは話してて、出来上がってきた曲がものすごくカッコよかったので、これは目論見どおりだと。これなら思いっきり内容がダサくてもいい、いっそのことタイトルを「ご当地ソング」にしてしまえと。だからタイトルがまず決まった。
和久田:最初に仮歌が来た時に歌詞を見て仮タイトルだなって思ってましたもん。なのに「ご当地ソング」で確定って聞いて「そうなの!?」って。
菊池:名古屋ReNYでの初披露の時に、タイトル「ご当地ソング」って聞いてみんなどんな曲なのって思ったと思いますよ、豊田よいとこ音頭みたいな曲を思い浮かべたんじゃないですかね。
和久田:確かに、「それでは『ご当地ソング』です」って曲フリした時に、客席から「クスッ」「クスッ」って笑いが洩れましたもんね(笑)。
清水:まずタイトルが決まって、それならご当地ソングをご当地ソングするっていう内容にしようと。社会的なメッセージソングの系譜に入ります、「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」「2021」に続く流れですね。
��tar☆T始めた頃に、メディアの取材を受けると「Star☆Tのウリはなんですか」ってよく聞かれたんですが、「いい曲を作って、クオリティの高いステージで観客を楽しませたい、、、」って言うと「弱いですね~」ってなるんです。ご当地アイドルとしてネタにしやすいウリはありませんかって。それで当時は色々企画書考えたりしたんですけどね。でもね、豊田ご当地アイドルだからじゃあ車の曲だとか、紅葉や梨の衣装着るとか、そういうの本当に求められてることなのかなって。豊田という地方都市で目の前で高いエンターテイメントを魅せる、楽しませる、それでいいじゃないかと、それで全国にもファンが拡がればいいと。もう少し広い、普遍的なテーマに言い換えると、ご当地っていうのは自分たちの生活圏ってことで、他の街と比べることではないんですよね。自分の住む街を良くしたいってだけで、隣の市に勝つことが目的じゃない。もちろん経済効果とか人口流入とかインバウンドとか重要だと思いますが、それがすべてみたいになっちゃうのって違うかなと。だからふるさと納税の問題とか、ちょっと前にあったゆるキャラ投票のこととか、繋がってる問題だと思います。「自分の街と人が一番のはずだから」、ここにはこんないい場所がありますよ、こんなおいしいものがありますよっていう「自慢できる誇りはそっと胸にしまって」って、そういうメッセージを込めました。
松中:ゆりあちゃんが歌ってる「ありのままのフツウの日々を、うたい語るよそれがこのうた」って部分ですべて言ってますよね。
清水:核になるメッセージをいろんな表現で繰り返し言ってる、そこもループしてるんですね。でも「テレビ的なウリだとかもうそろそろ終わりにしよう」ってフレーズは入れるかどうか迷いましたけどね、まあ、少なくともテレビでは流してくれないだろうと(笑)。でもね、テレビだけを批判しているわけではなくて、例えばネット上でショッキングな内容で動画の再生回数を上げるとか、SNSでリツイートやいいねを求めるとかの炎上商法的なマスを求める風潮も含めて、私たちはそういう競争には乗らないっていう宣言というか。ここ数年言ってる、CDの売上枚数とかライブ動員数とかじゃなくて、ライブに来てくれたひとりひとりを楽しませることが目標です、ってのと根本は一緒なんです。
和久田:「ご当地ソング」はするめ曲だねって言われます。ジワジワ来ると。
菊池:この曲のテーマは、ループする、頭の中をぐるぐる回るってことですね、あの手をぐるぐる回す振付もそこから?
清水:そこまでは考えてないと思いますけど、、、。
和久田:観客のみなさんも一緒に踊って欲しいっていう振付ですね。ミックスコールの入る曲ではないので、サビとか一緒に踊って欲しいです。
菊池:ランランララランのリフも繰り返し何回も出てきますから。
松中:数えたら99回出てきます。
GENT:あと1回で100回だった(笑)。
清水:でも99回ってのがいいんじゃないですか?ボーカルレコーディングはいかがでしたか?
松中:大変だったよね、Bメロとか、サビの「友達、同僚、家族・・・」の部分とか早口言葉みたいで。
和久田:ライブに行く車中でみんなで繰り返し練習しました。
松中:時間もなかったので、しっかり譜割りも固めずにレコーディングに入って、メンバーのみんなも含めて形を作っていったところもありますね。
清水:あとコーラスワークも多いですね。コーラスは松中さんが考えてますか?
松中:いや、この曲のコーラスは菊池が考えてますね。
菊池:清水さんが仮歌で入れてくれたコーラスもありますね。
清水:曲がループしてるんで、裏メロ的に色々入ってもいいなと。コーラスはゆりあとみそらが入れてますね。
和久田:話は尽きないので、次の曲に。
プロデュ―サ―によるシングル「ご当地ソング」楽曲解説対談 後半(「好きじゃんね。」「私たちの散歩道」「おいでんStar☆Tver.」について) → http://blog.star2t.com/article/464460845.html