CD発売後恒例の制作者による楽曲解説インタビューを公開します。
Star☆T10thシングル「BIG B☆NG of LOVE」について、収録楽曲について、楽曲制作/プロデューサーのみなさんにお話を伺いました。
●シングル「BIG B☆NG of LOVE 」全体について ――まずは、清水トータルプロデューサーにお聞きします、シングル「BIG B☆NG of LOVE」制作の発端は? 清水:前作の「2021」は、コロナ禍があり、また中心的なメンバーの引退や移籍があった中で、デビュー10周年を記念したフルアルバムでした(2021年12月発表)。10年を締めくくりつつ、新しいStar☆Tのスタートを示したいと。しかし、2022年は、期待していたほどの成長はなく、厳しい言い方になりますが、ステージ、人気、その他すべて停滞の1年だったと思います。そんな中で、新曲制作、CD発売は考えられませんでした。
大きく変わったのは10期生の加入ですね。小学生を含む6人が加入し、どのメンバーも個性があって、先が少し見えたような気がした。「よし、新しいCDを作ろう」となったのが、2022年の暮れでした。
――具体的な制作の経緯をお聞かせください。 清水:アルバム「2021」の楽曲解説インタビューでも話したんですが、9thシングル「Woman」のあと、コロナ禍がなければ、それまでの年1枚CD発売の流れで、2021年春に10thシングル発売のはずで、頭の中ではSHUNさんにリード曲を依頼するつもりでした。
結局アルバムを制作することになったので、「2021」には、SHUNさんの「Hello!」のカバーを収録させてもらったんですが、今度こそ、満を持してSHUNさんに新曲をお願いする、というのがまずはのコンセプトでした。
2023年になって、ポストコロナも少しずつ見えてきて、ライブで声も出せるようになってきた。2023年当初時メンバーは18人でしたが、実にその内の10人がコロナ禍以降入団のメンバー、つまり、半分以上が、ミックスコールなどの声援が溢れるライブを経験してないんですよね。
Star☆Tの大きな魅力はライブだと自負しているので、盛り上がるライブを取り戻したい、そのため新曲は沸き曲で揃えたい、と。
そんなわけで、カップリング曲は、そんな要望に応えてくれる、これまでにも多数の楽曲提供を依頼してきた、松中啓憲さん、藤村のりおさん、GENTさんに提供をお願いしました。
2022年暮れから2023年正月頃に制作を依頼して、3月末頃までにデモ完成、4月にボーカルレコーディングを行い、5~7月にリリースイベント、そして7/12に発売となりました。今回は、CD発売と同時に配信も開始しました。
●各曲解説 M1「BIG B☆NG of LOVE 」について
――それでは、収録曲について1曲ずつお聞きします。まずはシングルリード曲となる「BIG B☆NG of LOVE」について、作詞・作曲のSHUNさんに伺います。ライブで盛り上がる、ライブ映えする楽曲のオファーがあったとのこと、制作の経緯をお聞かせください。
SHUN:前回提供させていただいた「コングラチュレーション〜希望の鐘の音~」(2017年3月発表 7thシングルリード曲)では、2020年以降の未来志向という少しシリアスさも入った曲だったので、今回はアイドルロック寄りにして、自然と体が乗ってしまう曲にしようと、一度一曲仕上げました。
しかし、その曲を仕上げた直後にたまたまタイミングが合い、名古屋レジェンドホールで開催されたStar☆Tさんのワンマンライブを観に行ったんですね。その時に「あっ!違う、今作ってる、コレじゃない!」と、フッと思って。
そう思った理由としては、ステージ上のメンバーそれぞれが各々の色で「突き抜けたい!殻を破りたい!こんなモンじゃない!」そう言ってる様なパフォーマンスを感じたんです。
そこで出てきたのが“BIG BANG(=爆発)”という言葉でした。そして清水Pからテーマとしていただいた、こんな時代だからこその“愛”。をくっつけて「BIG B☆NG of LOVE 」(※☆は星プロの☆です)というタイトルになりました。
イメージは"フェス感"ですね。神秘さの中に爆発的な、パンクを中心とする様々なジャンルのテイストを織り交ぜて、それこそ個性豊かなメンバーが揃うStar☆Tさんにピッタリな曲ではないかなと自負しております。
――具体的な楽曲制作の過程は?
SHUN:事前にStar☆Tメンバーの皆さんから集めた、歌詞になるような、パッと浮かんだワードをパズルの様に組み立てて、メッセージ性のあるぶっ飛んだ歌詞のストーリーを作りました。
特に今回意識したのは「今までのStar☆Tにはなかった斬新な部分を入れたい」ということ。それこそ「殻を破る」に繋がるのだと思い、以下を楽曲に取り入れました。
・曲中でのコール&レスポンス
・ラップ
・途中での和テイスト
・BPM200という速さ
・サビでのダブルメインメロディー
・サビでのハーフテンポ
ミュージカルという訳ではないのですが、各所に見せ場を作っているのでボーカルとパフォーマンスそれぞれの配役・役割がはっきりしています。
ただそれ故に、合わないと崩れてしまう…とても難しい曲になりましたが、よく歌い上げ表現してくれています。メンバーのみなさんと共に成長する Live楽曲であって欲しいと思います。
――ボーカルレコーディングについて
SHUN:レコーディングは、大変苦労しました笑笑。前述した通り様々なジャンルのテイストが入っているので、普通にポップス王道で歌うと楽曲が平坦になってしまいます。2番の Aメロでは急に和テイストが一回だけ出てくるのですが、民謡っぽく歌ってほしかったので地声と裏声をクルクル器用に使って仮歌を録りました。見事に再現してくれて嬉しかったです。
ラップ部分も、どれだけエッジを効かせて尖らせたボーカルにするかでテイストも変わってしまうので、アクセントの位置や韻を踏む位置を皆で確認したり、コール&レスポンスの部分では綺麗に歌うんじゃなく激しく崩して歌って!と指示を出しました。
極め付けはサビです。メインメロディーが2つあるので、音が当たらない様に何パターンもの組み合わせが考えられるのですが、コード進行がスタンダードではなく変異的で、更にそこへダブルメインが来るからもう、ね笑笑。
事前に「このパターンで録るけど、MIXエンジニアさんの判断次第で多分変わってくると思うからね」と伝え、敢えて難しいメロディの方で録りました。レコーディングでの対応と Liveで歌う時の対応、2つが必要だったのですがしっかり合わせて来てくれたので素晴らしいと思います。
――清水プロデューサーから「BIG B☆NG of LOVE」について何かありますか?
清水:デモ音源をいただいた時から、本当にスケール感のある、「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」を超えるStar☆Tの代表曲になる曲だ!と思いました。一聴とてもSHUNさんらしい曲だと思うんですが、よく聴いていくと、いやいや、これまでのSHUNさんにはない新しさもある曲だなと。それにYUKIさんのギターがソロだけじゃなく全編鳴っていて、この曲のイメージの大きな部分を担ってますね。
振付は長年Star☆Tのレッスン、多くの曲の振付をお願いしているCR2のHitomiさん。コロコロ変わっていくジャンルやテンポを活かしつつダイナミックな振付をしていただきました。
ボーカルレコーディングは、本曲を基準に選抜された9人(和久田朱里、荒武彩音、岡田歩佳、佐藤瑠那、和希、近藤実希、小松奈々、西田ゆい、めいさ)で行っています。
――最後に、SHUNさんより、楽曲を聴いている方にメッセージを。
SHUN:噛めば噛むほど味を増す楽曲だと思います。音源も勿論いいのですが、やはり"フェス感"を意識した楽曲なので、 Liveで体感して盛り上がって下さい。
表現の仕方は人それぞれ自由です、メンバーの皆さんと同じで"殻を破りたい!突き抜けたい"と、自分を試してみて下さい。こんな閉塞感の中、不自由に足を取られ心も解放しづらい世の中で、唯一許された自由が Liveの中に、この楽曲「BIGB☆NG of LOVE」の中にあります。貴方の芯にある"愛"が純度を増して高温で熱くなれば、何も言わなくてもその熱は周りに伝染していきます。誰かの熱に頼ったり待ってたりする必要ないんです、貴方が熱くなる事が自分自身を、周りを熱くし幸せにしていくのです。
熱くなれ!自分を信じて!
――ありがとうございました。
SHUN:ありがとうございました!
SHUN
青SHUN学園コンポーザー、シンガー、シンガーソングライター etc. フジテレビ「バイキング」「奇跡体験!アンビリバボー」等数々のテーマ曲を制作し歌唱。
Star☆Tへの楽曲提供は、「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」「Hello!」(カヴァー)に続き3曲目。
https://www.nomake.jp/wp/nomake_talent/1678/
●各曲解説 M2「エール」について ――続いては、収録2曲の「エール」について、まずは作曲・編曲の藤村のりおさんに伺います。楽曲制作依頼を受けられて、当初の構想、コンセプトは? 藤村:いつも意識していることとして、聞き馴染みのある、何処か懐かしいノスタルジックな感じな曲が好きで、そんな雰囲気と、ライブで盛り上がれるようなテンポ感を意識して作っていきました。
明るい曲に聞こえるけど、感じ方によっては切ない感じ。
聞く時の感情で色が変わるような。
でも、ライブでは盛り上がって欲しいです^ ^
――トラックメイクの過程をお聞かせください。 藤村:いつもはメロ先で作るのですが、今回はアレンジを先に決めて、そこにコードとメロを色々試行錯誤しながら合わせていきました。逆に、とても悩みました。。やらなきゃよかった(汗)。
――メンバーでもある和希さんの作詞はいかがでしたか? 藤村:和希さんの歌詞をいただいて、自分が付けたかった緩急が歌詞にも表現されていてすごいなと、感じました。まさか、応援歌で来るとは!圧巻です。
歌詞で季節感、時間軸があって、いろいろ、人生大変だけど、その中でブレない何かがある。みたいな。
そーいうの大好きです。
――――最後に、楽曲を聴いている方にメッセージを。 藤村:メッセージと言うか、、、、逆に、Star☆Tファンのみなさんに聞いてみたいんですが、今後どういう楽曲をStar☆Tにやって欲しいですか?!清水さんアンケート調査よろしくお願いします。
清水:了解しました、リサーチしてみます!
藤村:よろしくお願いします!ありがとうございました。
――続いて、「エール」作詞の和希さんにもお話を伺いました。初めての作詞だったとのこと、依頼があった時の気持ちは? 和希:「やってみたい!」って思いました。もちろん、自分の歌詞がみんなに受け入れてもらえるのだろうか、自分の歌詞のせいで曲の良さが減少してしまわないか、と不安もありましたけど、、、。でも、自分の「やってみたい」って気持ちに素直になって作詞することを決めました。
――作詞作業はどのように進められましたか? 和希:デモを何度か聴いてるうちに、繊細だけど迫力がある音楽から、あたたかい感じや励まされる感じがして、テーマは「応援」にしようって決めました。
でも、「頑張れ」って言葉はなんとなく使いたくなかったので、頑張れ以外の、自分なりの応援の言葉を音にはめていきました。通学中や授業と授業の間や寝る前に作詞して、約10日間で仮の歌詞が完成しました。
――こだわったところ、特にここを聴いて欲しいところはありますか? 和希:季節が移り変わっていく感じを表現したかったけど、文学的な表現が上手にできなかったから、逆にわかりやすく春夏秋冬の要素を歌詞に入れました。
また、終盤に出てくる「あなはひとりじゃないよ」は、自分達を応援してくれている人たちへの言葉、繰り返し出てくる「私がいれば 君は負けない」は、自分はひとりじゃないって教えてくれた君の隣に私はいるよ、君はひとりじゃないよって言葉です。自分達と応援してくれる人達が支えあってるって感じにしようと思って作詞したので、そこを特に聞いて欲しいです。
――「エール」はボーカルも担当されました。自分で歌ってみて、完成を聴いてみてどうでしたか? 和希:「エール」を聴いた人みんながそう感じるかはわかりませんが、、、少なくとも私はこの曲を聴いて、きらきらしてて疾走感のある音楽と、応援って感じの歌詞が相まって、“懐かしい青春”って感じの“なんか元気が出る”曲だと思います。作詞してる最中に思い描いていたものが表せた気がして嬉しいです。
――最後に、「エール」を聴いてるみなさんにメッセージを。 和希:疲れた時、支えが欲しい時、なんだかやる気が起きない時、この歌を聴いて少しでも『自分には支えがある』『もう少し頑張ってみよう』って思ってくれると嬉しいです。誰かひとりでも、「この曲はずっとそばに居てくれるような曲だ」と思ってもらえると嬉しいです。
――清水プロデューサーから何かありますか? 清水:デモ音源を聞いた時、アルバム「2021」収録の藤村さん提供「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」に続くスケール感のある楽曲ながら、イントロのピアノのアルペジオが印象的なやさしさも感じました。
作詞を外部の方に依頼する案もありましたが、より内省的な装飾のないシンプルな詞の方が合うのではと思い、大学受験を終えたばかりの和希に作詞してもらおうと。
藤村さんの曲は音数が多い=詞の量も多くなるので、初作詞には重荷かな、、、とも思いましたが、最後はサポートするので、と和希にお願いしました。
事前に方向性等を相談することなく、まずはデモを聴いて感じたままで書いてみてと言ったんですが、あがってきた詞は、応援歌というコンセプトもしっかりしてて、細かい修正を少ししてもらったくらいですね。
振付は、「BIG B☆NG of LOVE」と同じくHitomiさん。「BIG B☆NG of LOVE」とはまた違うやわらかい振付をしていただきました。
ボーカルレコーディングは、全メンバーのボーカルオーディションで選抜した6人(和久田朱里 荒武彩音 斉藤 暉 佐藤瑠那 和希 近藤実希)で行いました。
藤村のりお
これまでのStar☆Tへの提供曲「恋するマーメイド」「STORY(牧野凪紗ソロ)」「私だけの夢(朝空詩珠紅ソロ)」「Woman」「私の好きな人には、好きな人がいる」「あの歓声が聞こえたら、僕らは再び出会うだろう」
和希
Star☆Tメンバー。本作が初作詞曲。
●各曲解説 M3「推し☆絶対っ!」について
――収録3曲目の「推し☆絶対っ!」について、作詞・作曲・編曲の松中啓憲おさんに伺います。楽曲制作依頼を受けられて、当初の構想、コンセプトは?
松中:楽曲の依頼をいただいた際に、コロナ禍も明け、声だしが出来るようなハイテンポな楽曲をというご依頼がありましたので、できる限り盛り上がっていくイメージで考えてみました。
沢山いるアイドルグループの中でも、推して下さい!そんなイメージで制作してみました。
――楽曲制作の過程について
松中:現在のアイドル曲やアニメソングを、普段から個人的に聞く機会が多いのですが、とにかく【キラキラ】【ポップ】【覚えやすい】メロディーラインを考えてみました。
楽曲自体は単純だけど、ファンの方のコールがすんなり入るような形になるよう考えてみました。
――ボーカルレコーディングについて
松中:私が担当させていただく曲は、比較的レコーディングが初めてという期待の新メンバーのレコーディングに立ち会う機会が多く、今回も初レコーディングメンバーの個々の声の魅力を毎回発見していく楽しさがあります。
歌のディレクションで、毎回曲のイメージはかなり変わる気がしています。短く歌うところ、柔らかく歌うところ。メンバーそれぞれが考えてきてくれた案も取り入れながら。格好いいよりも、可愛く!可愛く!ぶりっ子に!もっともっと!とそんな言葉を沢山かけて、ディレクションさせていただきました。
――最後に、楽曲を聴いている方にメッセージを
松中:よりアイドルらしい楽曲というオファーでしたが、個人的に色々な振付を想像していました。どんな振付になるのか楽しみですが、何よりメンバーがキラキラ輝いてパフォーマンスしている姿にファンの方々が全力で声を出してる空間になったらいいなと強く思います。そんな光景が見れる事を一緒に楽しみにしています。
――清水プロデューサーから何かありますか?
清水:デビュー当時からずっと楽曲提供をいただいている松中啓憲さんと菊池卓也さんコンビ、今回は松中さんが中心になって制作していただきました。
毎回いい意味で予想を裏切る楽曲を作ってくれる松中菊池コンビなんですが、今回も「こうくるか!」となりましたね、松中さん自身が歌う曲とはあまりにも違う曲調で、歌詞もどストレートな今風アイドルソングで。これまでのStar☆Tにはまったくないジャンルの曲です。
現在メンバー数が多いので、収録4曲の内2曲はグループ内にある2チームのチーム曲にしたいと思ってて、「推し☆絶対っ!」はteam lua曲にしました。ボーカルレコーディングは、luaメンバー全員で行いました。振付は、team luaメンバーの斉藤暉が担当しました。
松中啓憲
ピアノ弾き語りシンガーソングライター。福岡県北九州市出身。
学生時代にフジテレビ系列「力の限りゴーゴゴー」ハモネプコーナーに出演。
1st Single「Come out!」が東海地区CMソングに起用。神戸を拠点に”ぴあのうた”のスタイルでライブ全国展開(年間140本)。
また、作曲家として、愛知県豊田市のご当地アイドルStar☆Tに楽曲提供など、活躍の場を広げている。
これまでのStar☆Tへの楽曲提供は「ひまわり」「My Mother,My Father」「明日晴れる」「おいでん2015」「Lost」「好きじゃんね。」「私たちの散歩道」「リコネクト」ほか多数。
http://matsunaka-akinori.office-cs.net/index.html
●各曲解説 M4「愛と希望」について
――収録4曲目の「愛と希望」について、まずは、作曲・編曲のGENTさんに伺います。楽曲制作依頼を受けられて、当初の構想、コンセプトはどのように?
GENT:イメージはライブでのラストナンバー曲です。今回はぶっちゃけて言ってしまうと、7年くらい前に自分のバンド用に作った曲でお蔵入りしてしまったストック曲です。その時からライブのラストで映えるイメージで作りました。なのでずっと眠らせてるのももったいないし、いつかこの曲をStar☆Tに歌ってもらえたらなと勝手に思ってたので、今回話を頂いたとき、このタイミングかなと思ってリアレンジしました。
――楽曲制作の過程について
GENT:ストック曲をStar☆T用にリアレンジするにあたって、元々少し長めの曲だったので、短くしてシンプルにしたのと、大きく変わったのはクラップを入れたことです。なのでライブではクラップしてもらえればと!歌詞も元々違う歌詞があったのですが、清水さんに書き換えてもらって、Star☆Tのメンバーの声が入り、自分が作った曲とは言え、印象がすごく変わりました。
楽曲自体はバンドサウンドなんですが、各パートのアレンジは楽器隊にお任せしました。楽器隊のレコーディングメンバーもStar☆Tに以前から関わりのあるメンバーを揃えまして、ドラムは何度かStar☆Tのライブで叩いたことのあるNatsuki君、ベースは以前楽曲提供もしている福澤さん、ギターは10周年の時スペシャルで一緒に盛り上げて頂いたYUKIさんに今回も参加して頂きました。
本当に皆さん素晴らしい演奏でいいアレンジが出来ました。
YUKIさんは「BIG B☆NG of LOVE」でもギター弾かれてますが、あの10周年ライブをきっかけにSHUNさんと再会して親交を深められてて、今回もギターでの参加が実現したので、これは僕自身も嬉しかったです。
――ボーカルレコーディングについて、ミックスについて
GENT:レコーディングはteam solだったかな?しっかりチームメンバー全員参加してます!個人的には全員が歌ってるところでは、めいさちゃんの声がすごくいい仕事してるので前に出してます。
あとは落ちサビのソロを決める際、何人か候補がいたのですが、僕は人を選ぶことが苦手なのであかりんと相談しました。結果みきちゃんになりましたが、みきちゃんは何度かレコーディング経験もあるので慣れっ子でしたね(笑笑)。
――この曲は清水プロデューサーが作詞をされてますね。
清水:僭越ながらちょくちょく作詞させていただいてるんですが、GENTさんの曲はまだ作詞してないので、今回は私がやろうと。
GENTさんらしい、シンプルで覚えやすいメロディを、王道のロックサウンドで包み込んで突き進む曲なので、詞もなるべくシンプルにしたいなと。
「BIG B☆NG of LOVE」制作時にSHUNさんからの依頼で、メンバーからフレーズを集めてまとめる時に“愛と希望”というフレーズが浮かんで、「BIG B☆NG of LOVE」では使われなかったので、こっちに持ってきました。ノスタルジックで昭和的な響きのある言葉ですが、愛も希望も薄くなっている現在だからこそ、愛と希望を叫ぼうと。
本曲はteam sol曲として、solメンバー全員でボーカルレコーディングしました。振付は、元Star☆Tメンバーのmisolaさんが担当してくれました。
――GENTさんより、楽曲を聴いている方にメッセージを
GENT:ロックナンバーの「BIG B☆NG of LOVE」、ポップな「エール」、王道アイドル曲の「推し☆絶対っ!」があってラストナンバーの「愛と希望」。どれも素晴らしいバラエティー豊かな曲が揃ってるので、是非沢山の人に聞いてもらえればと思います。
GENTコンポーザー、ギタリスト。様々なアーティストの音源制作やライブに参加。過去にはSKE48、NMB48の劇場でマニピュレーターも担当。
――最後に清水プロデューサーからこのCDを聴いている方にメッセージをお願いします 清水:シングルの前作(9th)「Woman」、前々作(8th)「ご当地ソング」は、トータルコンセプトを設けて、楽曲制作もまとめてお願いしましたが、今回は4者に「ライブで盛り上がる曲を」だけのオファーで自由に作ってもらったという点で言えば、7thシングル「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」に近いシングルになったと思います。
「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」収録曲がそうだったように、今回の4曲もライブでヘビロテしていくと思いますので、みなさん、ぜひ一緒に盛り上がってください!
みなさんの音楽鑑賞環境も大きく変わったこともあり、今後、新曲は継続して発表していきますが、CDとして発売するのはしばらくはないかなと思っています。なので、ぜひ「BIG B☆NG of LOVE」CDも手に取ってみて欲しいです。
――ありがとうございました。